渋沢栄一翁については、今年はいつになく語られており、書物も沢山出ています。
翁を知り学び始めるのであれば最適の時期であるとも感じています。
始めた事業の数は多くの所で取り上げられており、驚くべきは今に至るも継続している企業の多さであろうと思います。
始める時に気を使われていたというのが表題の内容です。
改めて、道理について学ぶ機会が有りました。
事業の前提にはやはり『志』が必要で、そこには熱量も含まれます。
その上での『経営理念』を設定されるそうです。
理念自体が道理に合っているか?の確認が必要で、道理を確認するのは五倫・五常などの観点からすれば誤る事は無いという事でした。
ただし、留意点としてこの道理という物をそもそも理解している人と知らない人が居るという事でした。
私はこの点が抜けていました。
道理は伝わるものとばかり思っていましたけど、道理そもそもを知らない人にとっては、道理以上に目の前の課題解決こそが重要であるのです。
『教育とは道理を伝えるもの為り』と聴き、改めて様々なことを見つめ直したいと思いました。
時宜に有っているか、分相応であるかについては常に日ごろ考えておりますので、こちらも様々な背景から適切に判断をしていく必要を感じています。
やはり、歴史を正しく知る事が必要で有って、年号暗記の教育ではなく人の感情を含めた歴史を学ぶ必要を強く感じております。
人の和については、道理の教育同様、伝わっていなかった方々へ伝える努力を再度実施することで調和を高めることが出来ると考えております。
学べば学ぶほどに、原点に帰るという事を感じることが増えています。
何事もまずは自らが変革を実践していかねばなりませんので、率先垂範して国家の安寧に寄与する日々を送ってまいりたいと存じます。