技術に精神は有るか?

表題は佐久間象山が発した言葉として認識しています。
江戸末期に産業革命を経た技術革新の進んだ欧米列強が日本に到達した際に、多くの方が慌てふためく中本質を捉えた意見であったと思います。
未だそれを脱却できていない日本国民が多く居るようにも感じます。

技術革新自体に意味はなくそれをどのように活用するかが大切であって、技術そのものだけに着目してはならないことを感じます。
産業革命以降、大きく地球環境を人間の行動で変化させ続けています。
これにより人類の生存自体が危ぶまれる結果になる可能性も高まっているように感じます。
生命の継続は奇跡の連続とも言えます。
変化をしなければ地球環境においては生存自体が危ぶまれます。
その変化の幅についていけるのかを試されていると言うよりは自分達で撒いた種で首を絞めているように感じます。
何事も道徳教育が大切であることを実感します。
道徳の教えは通り一遍ではなく、魂込めた指導者が必要になることを感じています。
これを教えることは容易ではなく、当然に指導者の育成自体も容易では無いのでしょう。

気付いたものの使命と言うものが有ります。
指導する立場になったり、他の人が見えない景色を見れる感覚のある人だったり、目の前の事を見過ごせない人であったりと様々な社会課題に気づいた人間こそがやるべきことが有ります。
技術と精神の違いを理解して、人間の弱さを理解することで仕組み自体を変えていく重要性を感じます。

与えられた環境でベストを尽くすことしか出来ません。
その動きが大きなうねりを創り出すまで、信念を持って活動していきたいと思います。