know howよりknow who2

以前にも同様のタイトルで書いたことがあったような気がして、調べてみると10年ほど前にも同じタイトルのものが有りました。
近日はこのように感じて伝える機会が増えてきたので、改めて記録しておこうと思います。

『何を言うかよりも誰が言うか』これにより納得感が大きく変わります。
これはマニュアルのレベルではなく、琴線に触れるかどうかの際の言葉です。
感情を揺さぶるのは、言葉に触れた時よりも人間の心に触れた時だと思います。
それは本を通じて感じた時も同様で、著者の経歴や実績を踏まえて知ることのできる言葉には力が宿ります。
言霊はやはり発する人によって宿り方が異なると思います。
そのようなことから自分自身は人間力を高める以外に、事業の解は無いと認識するに至りました。
まだまだ、品位も足りておらず、思慮も浅いことから容易な道では無いと理解していますが、目指して歩み続けなければならない事を自覚することが出来ました。
「MBAで取得する学位よりも『慎独・立腰・克己』を身につけた方がよほど質が高い」と聞いたことが有ります。
MBA取得していない立場ではあるものの、その通りであると感じます。
少なくとも取得間近の修士(人間環境学)の学位よりは容易では無いことを理解しています。

古典に学ぶにつれ、人間学を身に付ける必要を感じる機会が増えています。
より良い人生を皆に歩んで貰うためにも人間を知り、宇宙生成の理を学び続けたいと思います。
自分自身の志を問い直し、実践を積んでまいります。
その為にも徳の高い方との接点を増やしてまいります。
これは直接にも触れますが、やはり本から学んだり、土地からも学びます。

キッシンジャー元国務長官がお亡くなりになりました。
直接の面識は全く有りませんが、出口治朗氏の著作から
『どんな人も自分の生まれた場所を大事に思っているし、故郷をいいところだと思っている。そして、自分のご先祖のことを、本当のところはわからないけど、立派な人であってほしいと願っている。人間も、このワインと同じで生まれ育った地域(クリマ)の気候や歴史の産物なんだ。

だから、若い皆さんは地理と歴史を勉強しなさい。
世界の人が住んでいる土地と彼らのご先祖について、ちゃんと勉強しなさい。勉強したうえで、自分の足で歩いて回って人々と触れ合って、初めて世界の人のことがよくわかる。特に僕のような外交官にとっては地理と歴史は不可欠だ。』は至極名言で有ると感じています。

私は外交官では有りませんが、海外だけでなく日本の各地においても多くの土地に敬意を表し、そこの人物をより知って良い関係を醸成できるようになるためにも学び実践していきます。