今年度も新たに始まり、新入社員を3名も迎えることが出来ました。
昨年から大きな変革の胎動を感じている中で、今回も新たな可能性を強く感じています。
新入社員にとって大いなる生活変化の年になることと思いつつ、それ以上に私自身が成長を遂げる機会を頂いているようにも感じます。
やはり、組織は人が全てなので採用と教育にどれだけ労力を注ぐかが将来を定めていく事を感じます。
創業時からは生存競争に勝ち残る為に必死の戦いを過ごしていたようにも思いますけど、今は創業当時に多くの社員に理解されなかった経営理念の実践が可能な段階に近づきつつあることを感じています。
人生の真理のような物に近づいているようにも感じていますけど、謙虚さは失わずに有りたいとも思っています。
新入社員を迎えるにあたり、本年も直前まで多くの社員でバタバタと準備をしました。
もう少し計画的に実施するべきであるとの声もあるかも知れませんが、新入社員を迎えるという行為は家族を迎える事であり、準備に終わりがあるわけでは無いので、慮る気持ちを大切にして直前でも気づいた事を実行できる組織で有りたいと思ってもいます。
大切にしているのは当事者意識であって、新入社員を迎えるのは人事担当者の仕事ではなく全社員に必要な心構えであると考えています。
この当事者意識を持ってもらうには経営理念の浸透が最も分かり易いことだと思うので、これからも青臭くも経営理念に基づいた伝達を何度となく継続してまいります。
『人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。』
この言葉は森信三氏の物で、私はとても大切にしている言葉でも有ります。
今月号の致知を読み大きな感動を得ました。
今の私にとってとても大切な言葉が沢山有ったという事なのだろうと思っています。
新年度に入り、新入社員を迎え、更に青臭く生きることを自分の本能が求めているように思います。
西洋ビジネスに染まり、合理性ばかりを求めてきましたけど、その限界に気付いて数年が経ち東洋的思想との融合が大切なのではないかと考えている今の私にとって、情熱など想いから始まる事の大切さを痛感しています。
これは西洋のビジネス本でも同様の志向が見られます。
COVID-19を迎え、人類が取るべき道が未だ明確に見えているわけでは有りませんけど、人として正しい道を歩むべく規範を大切に一つずつ成長をしていきたいと思います。
またより良い社会の実現のためにも想いを共有する仲間を集めて共に切磋琢磨してまいります。