暑さとの付き合い

地球沸騰との言葉も出るほどに例年よりは感覚では無く事実として温暖化が進んでいます。
これにより生態系は大いに変化していく事だろうと推測しております。
人間以外のほとんどの生物は生きる事に誠実かつ一所懸命で有り、日々の食に辿り着く保証も無くなく、自分自身が捕食されないとも限りません。
人間にとっては、気温上昇により外での活動への制限や新たなテクノロジー創出機会としますが、多くの生物にとっては種族継続の危機となっているでしょう。
勿論、新たな生物誕生の機会になっている点も有るかと思います。
地球の平均気温を見ていても産業革命以降に大きな変動が生まれていることが分かります。
人間にとって快適な環境を求める事を否定するわけでは有りませんが、その影響は多くの生物に非常に大きなインパクトを与えていることを理解しておく必要は有ると考えています。

電気の無い世界に戻ることが難しいことは理解しますが、自分達で自分達の首を絞めていることに気付いた以上、行動変容は必須の事だと思います。
昔から小説や漫画にあるような自分達で自分の首を絞めているのにやめられない、『歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として』という物が有ります。
人類がこのまま自己都合だけで生きて行けば、最終的には人類の破滅を人類自身で近付けていく事でしょう。
夢と共に生きる次世代にそのような未来を提供しないように一人ずつが考えると共に行動変容をしていくべき時でしょう。
日本だけを見れば今年程度の暑さはなんだかんだで受け容れ活動をしていく事が出来るようでしょう。
世界にはもっと暑く住みづらい場所も沢山有ります。
気候的にはまだまだ恵まれている国に属して居ます。
だからこそ我々がしっかりと訴え、行動変容を示していく事に価値が有ると思います。
産業革命は、西洋が生んでくれた人類の発展に大きく寄与してくれたことは間違いありません。
それでもこのままでは破滅の道を歩んでしまう事も想像に難く有りません。
さまざまな自然環境と共に生き、狭い島国で格差も少なく生活してこれた日本の歴史を振返り世界に発信していく事に価値があると思い、少しでもその支援をしていきたいと思います。

経営とは、人間把握と宇宙の哲理に基づくものであると松下幸之助翁はおっしゃったとの事です。
宇宙の哲理からしてもこの温暖化は外れていることを示唆しているかと感じます。
行動変容を皆でするには人間の把握が必要です。
経済とは経世済民ですから、正しい経済活動に勤しみたいと思います。

既に暑さに慣れつつある身体にも驚きつつ、盆を過ぎればまた暑さも収まるであろう脅威に敬意を表して共生して行きたいと思います。