還暦からの底力

出口治朗氏の著した本を今更ながらに読みました。
今まで何度となく講演や動画などで拝聴していたことが記載されており、大変興味深く読み進めることができました。
今年の会社の課題図書に設定しようと早い段階で感じた本です。
多くの方に読んでいただき、現状をファクトと数字とロジックで判断する方が増えることを期待しています。
それでも時代は変更し続けますので、30年後に全く同じ課題を抱えていることは有りません。
残る課題もあるかと思いますが、より複雑で難解な課題が生まれてくると思います。
それでも人類はこの10万年で特別な進化をしてはいませんので、感情に影響を受ける人間模様などは古典にある通り、同じような物がたくさんあると思います。
歴史に学び、今を一所懸命に生きて、次世代の為に全力を尽くす方がますます増えていくよう、年齢に関係なく現役時代を過ごしてまいります。

読まれていない方には大いに進める本です。
タイトルから自身の年齢を考えて、読むかどうかの判断をしてしまうかもしれませんが、序章で年齢で何かを決めることの無意味さを説いていますので、どの年齢の方が読まれても大きな気づきが有ると思います。

先週より、引続き修士論文に追われた生活をしております。
久方振りに追い込まれるような環境で脳がフル回転していくことを感じます。
この経験によって、今まで何の関係も無いと思っていたことが色んな意味を持って見えてきて、ある一定の方向を示している事実に気付くことが出来ています。
事実と数字を積み上げてロジックを正しくすることで、見えてくるこのアカデミックな世界は、今まで生きてきた世界と異なる興味深い物であることを感じています。
これからもアカデミックな方々とお付き合いを継続して、自身の成長や社会への還元のレベルを高めてまいります。
残り2週間、寝不足になりながらも知的刺激を満喫しながら、全力で取り組んでまいります。