パンとサーカス

あまり触れたくない話題でしたが自分自身の備忘録まで、世相へのイメージを残しておこうと思います。
現実的にほとんどの国民は今を生きているのであり、将来見越して自己犠牲を強いられる環境への対応は回避するでしょう。
結果として、愚民政策が票集めには役に立つことが多く、アリストテレスが喝破したように容易に民主制は衆愚政に陥る。
『国よりも
党を重んじ
党よりも
身を重んじる
人の群れかな』
とは、昭和25年に尾崎行雄が残した言葉です。
昭和22年についての寄稿も大東亜戦争の戦後直ぐの状態であっても政策ではなく党略で動いていることを嘆いています。
世界は今どのように動いているのでしょうか?
日本は世界においてどれだけ貢献できる力を秘めているでしょうか?
世界の中の日本であって、完全独立などできないことは誰にでも分かっていることです。
メディアが悪いと言うのは昔からの話であって、低俗なものが望まれるのは大衆的な人間の性なのかもしれません。
どこまで国民が今の政争に興味を抱いているのか分かりませんが、敵の敵は味方と言う争い時には当然に考えられる点を見ますと、これは国益を損なっていく可能性を留意してもらいたいと思います。
国内での報道レベルがこのざまであるならば外交へ注力できないであろうと色んな仕掛けをしてきています。
解散総選挙は昨年実施した話です。
そこで信任されている事実をしっかりと理解して、今回の事案で解散を求めるのであればその旨をしっかりと訴え続けるのが野党であるべきでしょう。
政権交代ではなく首相の交代を求めるのは諸外国からの期待を抱えているつまりは売国奴の輩と変わりはしないのです。
現在、日本は大変恵まれた国家に成長しています。
これは当たり前ではなく諸先輩の努力よるものです。
その努力の中には世界の流れを見た上で、日本が取るべき戦略を出来るだけシンプルにして邁進してこれたからこそなのです。
そこで得た力を後輩が喜んで享受した後、未来に何も残さず周囲へも配慮しないのでは、情けない限りです。
次世代に明るい未来を残すと共に世界へ貢献をする国家として君臨できるようリーダシップを発揮できるよう政治への正しい批判を国民でしてまいりたいと存じます。

ひょっとしたらいつでも同じことの繰り返しであったのかもしれませんが、これだけ国力が有るにも関わらず、下らない党略論争によって、世界の潮流から置いてけぼりにされる外交戦略しか取れないことは避けてもらいたいと思いここに記します。
官僚は優秀ですが、構造的には欠陥もあることは別途記載したいと思います。
やはり、活用する方法を考えて仕組み・仕掛けを構築し続ける必要があると考えています。