ASO経営セミナーにて一風堂の河原会長のお話を聞く機会を頂きました。
セミナーにおいては、自分自身が驚くほどに河原氏から発せられる衝撃・衝動を自分の魂が共感・共振するように文字通り心が震えました。
最前列で拝聴する恵まれた場であったことも関係してるのかもしれませんし、
聴講中にも何度かお声掛けいただくことで更に氏の発する世界に引き込まれていきました。
言葉にできないほど、とにかく感動と感銘を受けました。
氏の活動の歴史は全く持ってまねできるものでは無いと思いますけれども、私自身がかくありたいと強く思いました。
いくつか心に残った言葉を記しておこうと思います。
「何事においても目標設定が大事なんだ」
「PDCAが全てに通じる価値であって、日々これを繰り返していかなければならない」
「毎日が創業だと思えば、今は本当に恵まれている」
「挑戦を忘れてはいけない、私はいつだってチャレンジャーだ」
「全ては『情熱』で動いた」
「どんな売り上げも店舗展開も一杯のラーメンと一人の客の積み重ねでしかない」
「自分の天職はラーメンを作ることではなく、有難うを創り続けること」
「人に喜ばれる仕事でなければいけない」
「組織は内に向かう傾向がある、それに対抗するには外から血を入れ続ける必要がある」
「目の前のドアは自分自身で開け、そしてそのドアを開いた以上、文句を言わず、戻らず、どんな壁でも乗り越えろ」
「人間の可能性は無限大であることは間違いない。ただし、選べる道は一つだけだ」
「自分の一番の味方は他の誰でもない自分自身でしかない。もっとも永く人生を共にする自分を信じろ」
「自分にうそをついたら、自分に戻ってくる。自分との約束を小さなことでも守り続けろ」
「人間力を高めること、人を創ることが仕事である」
「継続することが証明することの全てである」
「愚痴ったところで組織の全責任は自分にある。自分が勉強するかしないかだけの事」
等々、数多くの言葉を頂戴しました。
全てが自分の骨に刻まれ、血となって流れるようこの言葉とお話を何度も振り返ろうと思います。
弊社グループでは特に飯塚病院でTQM活動をしていることから、私の中ではPDCAの価値を大切にしていました。
PDCAに関する点は、勿論、河原会長も強調されていたのですが、私から出る言葉よりもそれは本当に魂がこもったものでした。
PDCAは、言うまでもなくPlan、Do、Check、Actionですけれども、会長のお言葉からは、
PとはPassion(情熱)で目標を設定しなければいけない。本当に自分がやりたいと希う物はなんなのか、自分の魂に素直に向き合って、そこで出てくる目標を設定するべきである、と。
Dとは目の前のDoor(人生の新たな扉)を自分の手で開くのだ、それは誰かに決められるものでは決してなく自分の意思で闇の世界でもなんでも突き進む意思を持つことだと。
Cからは語呂合わせできませんけど、いづれ出てくる壁(障害)の事である、人生の新たな扉を開く前には想像もできなかった事態こそが自分を見直すチャンスなのだと(ここまで書いてChanceが良いのかと思いました)。
Aは目の前に出てきた壁を自分を信じて何が何でも乗り越えろ、とかように言われたように思い、非常に納得しました。
本来のPDCAは、業務改善と言う物だけでなく、自分自身の人生の活路を見出す有難いツールでもあるのです。
氏のお話で、40前後に大いに迷われた時期があるとおっしゃっていました。
その悩みの点は僭越ながら今の私に大いに重なるように感じました。
お話のあと、質疑の時間になり、大変ありがたいことに氏から直接、「相馬も質問するように」とお言葉頂戴しましたので、いつものように「当然、有難く質問させていただきます。」と言って、立上ってお話の御礼をお伝えしたところで心が震え、上手く言葉が継げなくなりました。
恥ずかしながら別の方に一度振っていただき、一息ついてから再度お時間を頂くような次第となりました。
改めてお時間を頂き、主にお伝えしたことは、
「本日のお話に心の底から感激しており、どんなに感謝の言葉を継いでもお伝えできない想いを頂戴しました。
私自身も40歳となり、僭越ながら同じような悩みを抱えています。目の前の課題を解決できない自分が情けない限りで毎日悔しい思いをしています。それでも情熱だけは涸れたことがただの一度も有りません。
河原会長に如何に40歳当時の課題を乗り越えたのか、お聞きしようかと思いましたがそれは本当に情けないことだと話の途中で気付きましたので、
今ここに私自身が絶対に逃げずに戦い続けること、自分が理想とする姿に向け全身全霊を捧げることを約束します」と宣言しました。
我ながら時間を頂戴して何のことやらわかりませんが、自分の想いをただただお伝えしたいと心の底から感じた結果の行動でした。
私はますます元気になりました。
そして新たな活力が湧いてきているのを実感しています。
昨日の言葉が刺さったのもKAILや公志園を通じて自分が成長できたこと、何より普段大変恵まれて最高の組織で素敵な先輩や最強の仲間、頼もしい後輩に囲まれているお蔭なんだろうと、感謝の限りです。
次のステージに向け、益々邁進していきます。
『思慮があり、行動力のある人々はたとえ少数でも世界を変えられる-それを決して疑ってはならない。実際、それだけがこれまで世界を変えてきたのだから』マーガレットミード
この言葉を改めて実感しました。
自分が何者でどこに向かい何を為すのか。少なくとも自分の人生にド真剣に生きて行こうと思いを強くした時間でした。