大学院の後期が終わりつつ有ります。
業務との都合の関係で単位取得活動をしていた為、 門外漢のものでも曜日が重なれば受講していた結果、『集団力学』なるものにも参加させて貰いました。
様々な気付きを得られる講義でした。
今期はチームバーチャリティについて英語の論文を各人が紹介しながら理解を深めるというスタイルでした。
英語の論文に触れた事も初めてでしたので、良い刺激になりました。
大学院生の基本的語学スキルの高さにも感心しつつ、心理学をされている方々は、須らく統計について造詣が深いことも知り得ました。
コロナ禍でWeb会議や遠隔チームでの作業は格段に増えています。
チームバーチャリティはこの2~3年で大きな進化を遂げていることを実感しますが、論文自体は2000年前後からの物を読み進めており、その当時との温度差なども興味深いものでした。
また、結果として感じたのはチームとして動くのにチームバーチャリティであることによる特殊性が無いとは決して言いませんが、本質については対面であれリモートであれ同じであると感じました。
やはり、チームの根幹にあるべきは信頼関係であり、それを育むことがとても肝要でした。
目的や手段の共有だけではなくチームメンバーへの配慮が円滑なチーム運営を生み出します。
また、アンケートの取り方などにも工夫が必要で、主観的な物だけのアンケートを取れば相関が生まれるのは当然であるとの話も聞く事が出来ました。
客観的なデータ収集の重要性なども教わりました。
社会人かつ門外漢である私を受け容れてくれて、時に頓珍漢な質問をしても優しく対応して頂いたご恩に深く感謝申し上げるばかりです。
私自身も英語の論文を訳し、発表する機会があり、容易では有りませんでしたが、これも良い学びを得ることが出来ました。
人に説明する際には文書だけではなく、図や表、絵などを活用することでイメージを共有したり、論点整理に活用する事は色んな場面で役に立つ事も分かりましたし、その場で図解できる人間は頭が整理されている方々で精通していることも多いことを理解する良い機会となりました。
解説を聴くだけで、理解度や頭の回転の早さなどを知るポイントを様々学んだようにも思います。
チームの在り方は対面だからヴァーチャルだからと言う事では無く、チームとして動く以上、信頼を生み、同じゴールを共有することなどの大切さ、人としての配慮が成否を分けていく事など、これからのテクノロジーの進化と共に形式が変わったとしてもチームの根幹は変わらないことを学べました。
これからもこの集団力学については様々な本を通じて学び続けたいと思います。