憲法記念日

今年度もあっという間に4月が終わり、連休を迎えています。
子供達が学校に通い部活動に従事していることもあり、休みを取って特段の連休を設けず、かなりの日が過ぎているように感じます。
立場においても、仕事自体が人生そのものなので勤務自体がストレスを感じることは有りませんので、連休もあまり必要ないのが私自身の感覚です。
多くの社員には、せっかくの休日ですので、普段できないことをしていただき、『人・本・旅・星・呑』で新たな刺激を受けてもらいたいと願っています。
私自身は、今回の連休では本と映画を楽しむつもりです。
旅行とまでは行きませんが、自然と触れる機会も有難いので、軽く山登りはしようかと考えています。

5月3日は、憲法記念日で、日本国憲法が施行された日です。
半年前の明治天皇の誕生日である11月3日に憲法が発布され、その半年後に施行されました。
小学5年で東京に出てからは、祖母に『ひい爺様が頑張った結果の日である』と何度となく繰り返されて育ちました。
憲政の神様とも称される尾崎行雄を父に持つ、祖母にとってはとても重要な日であったことは幼いながらに感じておりました。
当然に自分の子供達にも同様に毎年朝から何度となく繰り返して伝えておりますが、私自身は直接に逢ったこともなく、子供達も祖母との記憶は写真で見る程度ですので、なかなか実感を持っては伝わっていないようにも思います。
それでも、過去の偉人のお陰で今の日本があることへの感謝を忘れることが無いように、しっかりと伝えるべきことは伝えてまいりたいと考えています。

憲法と聞くとなんとなく難しい問題のように捉えてしまい、巷で議論することは少ないようにも思います。
特に日本では、第二次大戦後に現行憲法が制定されてからは、変更なくおよそ80年が経過していますので、多くの国民にとっては変わらないものとして認識されているようにも思います。
「新しい葡萄酒は、新しい革袋に」の言葉もある通り、やはり仕組みなどは時代と共にある程度変遷されるべきものかと考えています。
私共は千年の伝統を守る立場でもありますので、相馬野馬追なども意識してみても、大事なことは守りつつ、ある程度時代に合わせて様々検討しながら、取捨選択していくことを止めたことはありません。
日本人は、ルールが無い場合に、有事があると全て超法規的と言う言葉の下に多くの事を成し遂げてしまう傾向にもあるので、有事の前にさまざまな規程を設けておいて欲しいと考えています。
11月3日と5月3日の年に二度、憲法について考える機会がありますので、これからは適度に議論しながら、憲法改正について真剣な議論が出来るようになってもらいたいと思っています。
憲法の話になると9条の事ばかり注目されますが、それ以外にも争点になることや、現実と異なるもので、さまざまな解釈をして今を捉えているものが複数あります。
不思議な解釈をするよりは、定期的に見直して、時代に即した憲法を期待しています。

歴史上、憲法学者でも無い占領軍がある程度、エイやで作成したことは事実として皆の認識に有りますので、現行憲法が100年を超えることなく改正がある程度行われる国家であってほしいと思います。
戦争自体は、憲法で行われるものではなく、守られるものでも有りません。
あくまでも戦争は政治の一つの手段でしかないので、起こしたい国はいつでも実行が可能です。
戦争に発展させない為には、この国と戦争しても自国に価値が無いと思わせることが肝要でしょう。
それは、占領しても意味が無い国となるか、占領することが容易では無いと思わせることで達成できると考えています。
いづれにしても国民が憲法議論できない環境は変化に対応できないことの証明でしかなく、諸外国にとって御しやすいと思われることは間違いないでしょう。
本年の憲法記念日を機に議論が活発化されることを期待しています。