清掃を通じて得るもの

2002年に麻生開発株式会社に入社させていただいたときに教わった清掃の大切さは今でも身に染みています。
そもそもは鍵山秀三郎氏の教えに則って実施されていて、経験を通じて感じ取れる物でした。
ビデオで教わった際には分かりませんでしたし、どのような意味があるのかを理解するには各事業所の数度の清掃点検などを経てからでした。

昨今は、小学校等で清掃は外注する向きがあるそうです。
勉学に集中するためと言うのが建て付けであるように聞き及んでおりますけれども、良い制度ではないと感じます。
会社によっては、清掃は外注しているところも多くあります。
当然にプロフェッショナルに任せるべきものはお願いするのが必要なことは理解していますけれども、自分たちの空間は自分たちで可能な限り解決する意識を持つことが肝要だと考えています。
弊社では、朝礼後に5~10分程度の清掃時間を設けています。
清掃をするたびに気付きが生まれます。
毎朝、何かに気付ける機会はとても有難いことです。
ともすれば、やらされている清掃活動では何も気付けず、無駄な時間に感じてしまうのかもしれません。
清掃をする本質的な意義を説明するのは鍵山氏にお任せしておくことが良いように思いますので、ここで言及するのは避けますけれども、清掃自体がとても大切であることは理解しておいて頂きたいと思います。
そして、清掃活動こそAIやロボットに置き換え易いと言う論調には否を唱えておきたいと存じます。
もちろん清掃作業は時に重労働になるので、ロボットなどで補助をしてもらうことがより効率的になることは賛同しますけれども、無人で出来るような作業ではありません。
清掃活動は、サービス業です。
プログラミングされた清掃のみではなく感動を届ける清掃活動こそが本質的な清掃です。

食事を取るたびに生まれる感動と同様に清掃を通じての感動は日々感じることが出来ます。
何より自分たちが触れる環境を大切にする文化が無ければ、多くを継続することは出来ないと思います。
清掃活動を実施することも、自分たちに誇りを持つことに繋がります。
日本電産においてもトイレ清掃はとても大切にされています。
私自身は、人様の会社に行くとトイレに行くように心がけています。
トイレの扱いは社員の会社に対しての意識が最も現れている場所のように感じます。
ビルのテナントタイプだと分かりづらいので、その際は受付の電話のよじれ具合などを確認するようにしたりします。
受付に人がいるような会社ですと、タバコも吸わないのに喫煙所を意識して見に行くようにします。

会社の人間が如何に自分の身の回りにあるものを大切にしているかは、職務に対してのいろんな示唆があるように思います。
加えて清掃活動を通じて細かな気付きが生まれる環境が整うことで社員のサービス精神が醸成されるように考えております。

清掃はないがしろにされるべきものではなく、人徳の根幹でもあると思います。
社内で出来ないことは社外で出来ることはありません。
自宅で出来ていないことが会社等で出来ないことも同様です。

結果、自分の考え方を大切に、実践を重要視することで良い習慣を身に着けることを改めて感じ入る一週間でした。
火曜日には思いもかけない休日がありましたけれども、令和と言う時代が健やかに進んでいくよう国民の一人として責任感を持って、今上陛下の思いに馳せた次第です。
時の権力者に影響を受けながらも、皇紀2079年の間126代連綿と続かれた万系一世の男系であられることに深い敬愛の念を持っております。
この機に多くの国民がこの国の成り立ち等に思いを馳せていただければと願う次第です。