フィードフォワードとフィードバック

フィードバックの重要性は以前から伝えられているので、事あるごとに確認の意図を含め、研修の発表や面談などを通じて実践していましたけど、なかなか本に書かれたような効果を実感する機会が少なかったように思います。

今回、『フィードフォワード』を読んで日本人にはなかなかフィードバック効果が難しいことを理屈で理解できました。
今までにも何度も経験しましたけど、日本人間の議論は感情が入り、異見の提示が人格の否定のように感じ取られてしまうように思います。
そもそも意見の対立などは個人の数だけ起こり得ることでしょう。
議論は『事実と数字とロジック』で成されるべきですが、トレーニングを受けていない方々にはそれが難しいようです。
改めて自分自身が幼い頃から恵まれた環境に居たことに気付かされるとともに、感謝する限りです。
我が家、我が親戚の会合、会食事には何らかのテーマに基づき議論を重ねるのが当たり前でした。
年齢にかかわらず個人が意見を述べなくてはならなかったですし、どんな意見にも一度は耳を傾けるのが当然でした。
しかし、これらの経験なく社会人になってから与えられると個人を否定されていると感じてしまうのかも知れませんし、ご本人も異見と個人攻撃の意味がわからないのかも知れません。

フィードバックには率直な意見交換が必要ですけど、そもそもこれが受け入れられないと効果を求めるのは難しいでしょう。
私は先輩やボスからの率直な意見は感謝しかありませんけど、それは幼い頃からの習慣が大きいのかも知れません。
勿論、信頼関係も大切ですけど、議論自体を理解してもらえるように努めたいと思います。

その点、フィードフォワードには良点が多いように感じました。
指導などにはトレーニングが必要でしょうけど、『夜と霧』にある通り、個人は如何に将来を明るく捉えられるかが生命力も高まることは認められています。
可能な限り、行動経済学での仕組みを自然とフィードフォワードに向けられるよう知恵を絞り続けようと思います。
新たな取り組みはワクワクするので、楽しんで全力を尽くします。