光陰矢のごとし

能力や容姿には、現実的に生まれもって与えられたものが有るかと思いますけど、時間だけは誰にも平等に流れています。
表題は良く使われる表現ですが、私自身は振り返る機会を多く持つ事で時間の速さを実感するとともに、自分の志を確認する機会を意識して設けています。

年を重ねるほどに時間の経過が早く成ると言いますが、時間の大切さを理解してくるのも経験を経てだと感じます。
時間が有限であることを本当の意味で理解した人間の志や行動力には大きな差が生まれてきます。
時間の管理を制した者こそが、多くのことを成し遂げることと富に感じます。
時間の流れと聴くと真心ブラザーズの「スピード」、フラワーカンパニーズの「深夜高速」やイエローモンキーの「So Young」泉谷しげるの「春夏秋冬」などを思い出します。
中学生の時に「人生はOnly oneのOnly once」とよく言っている先生もいらっしゃいました。
たった一度の人生を如何に生きていくのか、40歳を過ぎて考える機会が増えています。
私は恵まれて健康に41歳を迎えることが出来ました。
勿論、一寸先は闇で何が待ち受けているかは分かりませんが、瞬間瞬間に喜びや感動を味わうことが出来ています。
私にとって多くの刺激を与えてくださった方が一年ほど前に亡くなられました。
私と同い年で知り合ったときには既に御自身の余命を考え、数多くの決断をした結果としての積極的な行動をとられていました。
それから一年が経ち、私自身が如何に生きてきたのか振り返ってみると、もっともっと高みを目指して出来る行動があったように感じます。

40歳を過ぎて悩むと言うのとは異なる思考を巡らせると言うような機会が格段に増えています。
これからの限りある人生で少しでも人のお役に立てることをするべく、この9月も自らを省みています。
「明日死ぬと思って生き、永遠に生きると思って学ぶ」とはガンジーの言葉ですが、学ぶとは計画を立てる意味合いも有ると思います。
自分の人生の中だけで評価を求めるのではなく、死後どのような形で皆の心に生きるのかを考えて生きたいと願います。
容易な道では無いことを十分に理解しながらも、理想の道を描き邁進してまいる所存です。
その瞬間が来るまで自らの意思で動き、結果を受け入れ、大切な仲間との時間を過ごして生きることこそが自らの幸せであると40を過ぎて確信しているところです。