インプットの重要性

以前は、どんなにインプットしたところでどのようなアウトプットをするかが重要なので、アウトプットに重点をおいていました。
これは、知識をどんなに増やすよりもどのような行動をするかが大切であるとの考えから来ていましたが、この習慣が身についたら、やはり行動には知識がとても大切であることを痛感してきます。
学生時代にガリ勉よりもスポーツ馬鹿でありたいと思っていたこともあり、頭でっかちになっても仕方ないと思っていましたけど、やはり継続して身に付けることのできる知識は重要であることを理解したと言う話です。

常にインプットすることに努力をしておかなければ、自らの経験はあっという間に陳腐化してしまいます。
仕入れる情報は、最新のものである必要も感じません。
読書量はあまり変わっていませんものの、手に取る本は新刊よりも既刊の方が多いです。
立場上も今日の明日の話ではなく、最低一年以上のスパンで影響を与えるか否かを意識する機会と言いますか、やるべき機会を与えて頂いていますので、本質的な議論が何より気になります。
それを選別するものは結果として、『匂い』のようなもので、上手く表現できないませんが、個人や組織から滲み出る何かです。
その能力を身に付けるには数多くの経験が必要だと思っています。
まだまだ経験が少ないですが、やはり修羅場を乗り越えていくことこそが結果としての近道であろうとも思います。
経験が少ないことを補うには読書などのインプットであろうと思っています。
色んな方とお話をしていますと、短時間では分かりませんけれども、ある程度の時間・期間を過ごすことで読書量と言いますか、知識量はやはり透けて見えてきます。
長期の付き合いになりますと、その増減にも気付けている様にも感じています。
翻って自らの情報インプット量はどうであるかと考えますと、どうしても狭い範囲で知識が増えていっているように思います。
自らの興味の範囲だけで知識を高めるのではなく、多種多様な方面の知識を増やしていくことが、結果としても自分の仕事の幅も広げることになると思います。
自分の働く分野でプロフェッショナルであることは当然のことで、常に磨き続けるのは義務であって特別なことではないでしょう。
如何に幅広い分野で精通していくかが、これからの私にはますます必要であることを実感しています。
その為には自分自身の付き合う幅を広げ、ご一緒する機会のある人に近づくためにも相手方の立ち位置を理解するためにもその業界などを取り巻く背景からしていくことが大切だと考えます。
与えられたこの人生の素晴らしい機会をますます感謝できるように色んな人を知り、世界を知っていきたいと思います。
これからも自分自身は挑戦者であることを忘れずにまだまだ幅を広げる努力を継続してまいります。