逆境に勝る師なし

表題以外にも『人間の真価は逆境にあり』などと言う表現があります。
とは言え、感情の生き物である我々人間にとって、その時は本当にシンドクなります。
そんな時には、自らを鼓舞する復活の呪文が必要だろうと思っておりまして、日々いろんな言葉を集めていたりもします。
少しだけ環境が変わっただけでも際にあっという間に心に波が立つのを感じることがあります。
泰然自若が如何に難しいことであるかを感じる瞬間でもあります。
それでも、先般より読んだストレスの乗り越えた先を描くことで、あるがままの感情を受け入れてその先に一歩前に出ることが出来るようになりつつあります。
以前に参加経験のある社会イノベーター公志園で、「箱庭ビジネスで終わるのか、サステナブルな組織にするのかの分岐点」と言うような表現を聞いたことが有りました。

私共の組織も同じような分岐点にあるように思います。
設立して10年会社のことは誰よりも詳しくあろうと努め、現場に顔を出し、自らも汗をかき、分からないことが無いようにしてきました。
その分、任せると言うことがとても弱かったように思います。
これからもそのスタイルで成長を遂げる自信はあります。
それでも自らが達成したい世界にはこのままでは届かないようにも思うように至りました。
鉄鋼王のアンドリューカーネギーの墓標に刻まれている言葉のように、如何に自らよりも優秀でガッツのある人間に楽しんで働いてもらうかをもっともっと強く意識した組織作りを進めていこうと思います。
この道には、数多の困難が待ち受けていることも理解しています。
それでもこの新たな道を歩むことに逡巡の結果、決めました。
若い若いと言われた時代も遠く過ぎ去ろうとしています。
自らの新たな道を楽しんで歩んでまいる所存です。
どんなに新たに見える道であっても先人が歩んでいないことはありません。
今の時代には先人の学びを本などを通じて知ることができます。
有史以来私だけが体験することなど、ある意味残念ですけど有りません。
それでも、一生懸命生きて、先人たちと言う巨人の肩に立ち結果として今までの巨人よりも遠い景色が見通せるように、成りたいと願います。
今後はますます自分にとって未知の領域に踏み込んでまいりますので、古典に学んで参る所存です。
そして多くの復活の呪文を手に入れて、自分自身の感情の変化を楽しみつつ、多くの課題に挑んでまいります。
その結果、得られる世界が未来にとって有益であるものになることを信じて進みます。