人間は期待されると力を発揮すると言うのが私にとっては分かりやすく実感もあったので、常に仕事を依頼するときは大いにその期待を伝えて実施してもらっていました。
ただし、これはクリアできる課題の時やタフな人に向く方法なのかもしれません。
期待していた人間が思ったパフォーマンスを発揮しなかったときに、こちらも少なからずショックを受けます。
それが伝搬してしまい、その方は更に自信を失っていき、今まで出来たことも出来なくなるという負のスパイラルに入ってしまう事がありました。
これには大いに悩んでおり、公文のメソッドの様に再度出来るレベルからスタートさせようかと悩んだりしている次第です。
そんな時に嬉しい驚きも有りました。
期待していた人間がパフォーマンスを落とした時に代理で業務をする人間が今まで以上に活き活きと精を出してくれたのです。
このメカニズムがよく分かっていませんが、事前準備して待機していたピンチヒッターではなく、急遽の出番にも関わらず顧客の期待以上の価値を発揮してくれたのです。
普段の環境と変わり、容易では無い現場の中でも不平も無く、未来を見て顧客にとっての価値を追求してくれています。
このような本領発揮も有る物なのだと、純粋に喜んでいる次第です。
やはり、前向きな人間と話すのは楽しいことなので、社員が皆どんどん前向きになって、グループで一番を本気で狙う気になるように今後も様々なシチュエーションを各人に提供したいと思います。