季節の風物業務

会社設立して日が浅い時から毎年春先に引越し対応業務を実施しています。
色々と手探りの中で友人知人に聞くなどして資料を作成して一人で、100部以上のファイリングをしていた際に結果として多くの方に手伝って頂くなど、行動は一人で起こし熱意で人を巻き込んで行くを体感した事でも有りました。
休日対応が必要な事でもあり、現在も多くの方に手伝って頂いて成立している業務ですが、年度末に色々と考えるのにも良い機会だと感じています。
数名の担当者を経て、現在の担当者は竣工時のことは知りません。
それでも、毎年改善が積み上げられていることを実感します。
自分達の職場を自分達で改善して行く大切さを体現されていることに感謝しています。
建物や利用者に愛着が湧けば、より良い改善活動につながる物と経験から確信しています。
残念ながら、やらされている仕事からは改善される事は少なく、建物にとっても利用者にとっても残念な結果につながってしまいがちです。

この辺のマインドを変えて行くには早い段階から熱意を持って、理由とともに説明して行く事だと考えるようになりました。
今までは背景や理由を自分の頭で考えて貰いたいと思っていましたが、この思考法は少数のものであり、できるだけ丁寧な説明と結果として感情記憶に訴えることが物事を展開して行くのだと考えるに至りました。
よって、自らの行動を変容してまいります。
一朝一夕では行きませんが、少しずつでもしっかりと目的と理由、必要な背景などを伝えることを業務依頼の際に実施していきます。

人間は出会うべき時に出会うのだろうということを改めて感じる日を過ごすこともできました。
朝から書経の『放勲欽明 文思安安』を教わった後に大いに内省していた所、夕方にその言葉を体現されるような方の話が聞けたことに大いに刺激を受けました。
上手く言えませんが、功績や業績など数値化されているものではなく滲み出るその人格性などから感じる所が多分に有りました。
勿論、業績も上げられていますが、定量的には表されない素晴らしさを実行されている人間性に惹かれました。
問答の中でも覚悟を問いて頂くその気高さにただただ感謝ばかりでした。

頂いたものをしっかりと社会と次世代に還元して参ります。