内定者を迎えて

今週は令和3年度(2020年度)入社予定者の二回目の内定者研修を実施しました。
メディアを通じて知る若者とは全く異なり、現実的に若者との触れ合いの中で気付けることはとても興味深く日本の未来にも安堵してもいます。
また、今年入社された方との違いも際立っていたようにも見受けられました。
一年で大きく変化していく姿は頼もしいというよりとても興味深いものと感じ入りました。
その大きな変化が将来の大いなる成長に繋がってくれることを強く期待しています。

「若者、バカ者、よそ者 ~イノベーションは彼らから始まる!」と言う本もありますが、若者による変革能力はとても影響が強く頼もしくも有ります。
若いうちに変革の経験をしなければ、勿体無いようにも思います。
自分自身も振返りますと半分以上頓珍漢なことを訴えてはいましたけど、何かしらの不満を体制の中で発散することそれを受け止めてもらえたことは、今の私によい影響を与えてくれています。
信念に基づいて行動起こすことで繋がれる人が居ます。
黙って大勢に従っているままでは決して気付くことが出来ない世界が有ります。
アンテナのチューニングが揃うが如く同じ感度を持った仲間を見つけるのは自らの意思で一歩前に出る事です。
瞬間的に孤独を感じたとしても、仲間は絶対に見つかります。
見つからないとすれば信念自体に公的な想いが含まれていない証左かも知れません。

バブソン大学で教鞭を取られている山川氏の著書である『全米ナンバーワンビジネススクールで教える起業家の思考と実践術: あなたも世界を変える起業家になる』を読了しまして、とても刺激を受けました。
起業家が全てと言うわけではなく企業内起業をする上でもとても参考になる話が有りました。
「profit」⇒「people」⇒「planet」と起業の想いは公的なものかつ地球規模で考えなければ持続可能ではないと様々実証されていることを改めて理解しました。
若い世代が組織の理論以上に社会人としてより大きな視点を持ち、行動を続けることを望みます。
顧客との接点が薄く社内の人間関係だけで育ってしまう人はどうしても世界が狭くなってしまいます。
会社が変われば、業界が変われば価値観は大きく異なります。
それでも皆、現時点では地球の上で生活しているので、必要な立ち居振る舞いと言うものがあります。
これらを理解して行動できなければ、狭い世界でのみ通用する人間になってしまします。
『世界で通用する日本人であるために』と言う著書は、尊敬する安田信氏が書かれたものですが、各場面で日本人がガラパゴス状態になっている危険も見受けられる機会が増えてもいます。

COVID-19は人類が望んだ危機では無いものの、これを乗り越えた際に、『一年前の今頃になりたい』と言う意見ではなく『これから100年は通じる社会を創り出そう』と言う意識を持ってもらいたいと思います。
この考えは若者であれば当たり前ですけど、多くの年配者は過去への回帰を求めてしまっているように見受けられます。
この機に今までの多くの疑問を解決し、未来により明るいものを受け渡せるように創造をする側に回っていきたいと思います。
その為にも多くの歴史を学び多くの人間と触れ合い、未来を語り合い、評論家ではなく当事者として実践してまいります。

今週も新たな出会いを頂けるという恵まれた機会を頂戴出来ました。
これからも「人・本・旅・酒・星」と触れ合い、自らを成長させてまいります。