世界の人口は60億人と教わって育った小学生時代から比べると驚きの75億もの人口となっています。
まだまだ人口増は続きそうですけど、これもどこかでピークアウトすることになるでしょう。
革新的に宇宙に出ることが出来るようになれば、話は変わるのでしょうが、地球に存在するだけで考えますと、特に産業革命以降のこの2~300年で起こしている環境変化が引き起こす構造で人間がこのまま生きていくのは大変難しいものと捉えています。
ホモサピエンスは20~10万年前に誕生したようですが、基本的には脳を含む体の構造等において大きな変化は生じていません。
文字が出来て5千年程度のようですが、2千年ほど前に思想として人類の精神の安寧を満たす、哲学や宗教などは出尽くしていると言えます。
日本においては鎌倉時代に多くの宗教家が生まれているものの、起源は仏教なので収斂されるものと考えています。
精神の充実・革新は2千年ほど変化はないものの技術革新は日々起こり続けています。
知の欲求も際限なく多くを求め続けることで、多くのことを理解していた結果として、地球という存在が人類に与える影響の大きさも見えてきました。
現時点で地球をコントロールしようとすることは当然に無理があるので、共存していく事を考え続けなければなりません。
地震や津波をただ受け容れろと言うのではなく、発生を抑えようとするのではなく発生した場合の受け容れ方法を考え続ける必要があるのだろうと思っています。
結局のところ、世界の人口が100億人になることは食糧問題含め容易では有りません。
手塚治虫が予想したように光と闇の国に分けるようにすれば、可能かもしれませんが、身分制度の再設定は現実的では無いように思います。
人口減に入った場合の動物がどうなっていくのか?多くの動物は均衡を図ることに問題無いようですが、欲を持つ人間がマイナス局面を簡単に受け入れることは難しいように考えています。
翻って日本について考えてみますと、世界自体が縮小を迎える可能性があるわけですけど、現時点で人口のマイナス局面を迎えています。
何となく今までの貯金が有るので、劇的な変化は感じていない方が多いように思いますけど、これからはバブル期に象徴されるような世界第二位の経済大国に再度なるという事は容易な道では有りません。
当時、世界第二位になったのは世界規模の東西冷戦がある中で共産圏と対峙する不沈空母としての役割による結果であったと捉えておく必要があると思います。
勿論、先人たちの弛まない努力が有ったことは認めておりますものの、同じような努力だけで世界第二位に成れるほど甘いものでは無いでしょう。
これからは日本が何を世界で発信していくのかが問われてきます。
まだまだ日本は恵まれており、世界の中でも有数の国家であります。
ただ、この環境を人口が減る中で維持することは容易では有りません。
ある程度、政府が手を打っていない分野が多数あるので、即戦力となるような政策はいくつかありますものの、世界と戦うのであれば大きな変革を遂げていく必要があります。
私は日本が好きなので、長期的に世界に冠たるものを有しておいてもらいたいと願っています。
全てにおいて根幹となるのは教育だと思うので、この点に力点を置くことが肝要であろうと思います。
ただし、教育論は第一次安倍政権時に一人一意見を持つ事が分かり、なかなか終息しなかった経験が有りますので、今回は鉈を下すように定めて実施していくのが良いかと考えています。
大切なのは、どこかの国の真似事ではなく日本の文化に基づいた活動であることだと思います。
全員を満足させる教育期間は有り得ません。
尖った意見を持ち、世界に発信していく能力を身に付けるには、ある程度孤高の意思決定が出来るリーダーの下で実施していく必要があるでしょう。
最も避けたいのは、欧米や中国のトレンドに合わせて実施することです。
真似事を否定するわけでは有りませんが、文化が背景に無い、活動は長続きどころか期待して効果を一度も生み出すことが出来ないケースが多いことは経験していると思います。
以前に講演会でお聴きしたエピソードが頭を離れません。
欧米に視察に行かれた方々の中で、蛇口を沢山購入された方が居たそうです。
蛇口を付けさえすれば、水が出ると捉えたからです。
当然そんなことはなく、蛇口の後ろには配管は浄水場など背景があります。
優れたツールを購入してもその文化背景がなければ、理想の結果を得ることは出来ません。
我々が見えているのは、木で言えば成果という名の果実のみで、枝葉はまだ見えるかもしれませんが、成果を上げる根幹をなす、根っこや土にまで思いが至っていないケースが多いように感じます。
枝葉末節ではなく根幹を観ようとし続ける努力がこれからますます差を生み出すことになるのでしょう。
企業文化から変えていく事が出来なければ、これからのグローバル環境で生き残ることは不可能だと思います。
一朝一夕で達成できることでは有りませんので、今日から少しずつ変化をして、成長を実感できる組織にしてまいりたいと思います。
今週は倉敷市児島に行く機会がありました。
行くまでは倉敷市としか認識しておりませんでしたが、駅が児島でしたので、旧くからの戦友に連絡を取り、十数年ぶりの再会を果たすことが出来ました。
思い立ったら即連絡することと、それに応えてくれる仲間が居たことに感謝しています。
聴いていて嬉しかったのは御国自慢をしてくれたことです。
自慢は通常聞きづらいものですが、やはり御国自慢に関してはこちらも嬉しくなるほどに宣伝したくなるような話を聴くことが出来たのも有難かったです。
由緒ある藤戸饅頭は倉敷名産で、全国的に有名な大手饅頭は岡山名産で歴史が浅いことを知りました。
食べ比べもしてみました結果、私は藤戸饅頭を好みます。
来週は東日本大震災から10年の節目を迎えます。
COVID-19も同様な部分がありますが、もう以前に戻ることは有りません。
変化をマイナスに捉えるかプラスに捉えるかで結果は大きく変わってきます。
経営者である以上、与えられた環境は全て良い機会と捉えて、事業に邁進していく必要を感じています。
容易な道のりでは有りませんが、東日本大震災を通じて免震建物と関係を持った立場として、地震への向き合い方を考え、行動し続けたいと思います。
先週、エネルギー管理者研修の結果としてエネルギー管理士の資格を取得することが出来ました。
これはKAIL同期が資格取得に挑戦し続けていることに強い刺激を受け、チャレンジングな資格挑戦をした結果でも有ります。
私にとっては簡単では無かったので、二年越しの取得となりましたけど、刺激を貰ってから諦めずに行動していく事の価値を改めて体感しました。
何より刺激を与えてくれる仲間がいることに感謝しております。
自分自身も刺激を与えられる人間に成れるよう努めてまいります。