一所懸命

今年はある程度余裕をもってクリスマスカードを配信出来たように思っています。
毎年、多くの方に思いを馳せながら記述していきますが、段々と収斂されていくような表現も有ります。
今年は、特に自分の頭の中には表題の『一所懸命』が残りました。
もともと一生懸命と言う言葉は好きでしたけど、今年においては長期的な展望を考えるよりも、コロナ禍において晒された今のこの目の前の様々な事態をどのように解決していくかに腐心する機会が多くありました。
出来ることは限られている中で、今この目の前のことを解決していかなければ、一歩も進めないことが有ります。
課題は留まることなく多くが押し寄せてもきますので、全てに対応が可能なわけでは有りませんが、長期的展望を持ちながらもそこに到達するためにも今この目の前が大切だと強く感じることが出来て一年でした。
これからも多くの課題は巻き起こり続けるとは思いますけど、創業時に比べれば多くのことを解決できる能力も身に付いてきましたし、仲間も増え続けています。

一度、経営者仲間との語り合いの場で『現場』の定義について話す事が有りました。
常に現場が大切と言うのは言うまでもない話では有りますものの、経営者にとっての現場はスタッフの言うそれとは異なる場所であることが有ります。
意思決定をする場面が現場であり、その為の情報を収集することも現場です。
スタッフが客先から稼ぐ行為をする俗に言う現場が経営者にとっての現場とは異なると言う事を理解してきました。
よって、経営者やマネージャー職には『現場に逃げるな』と言う言葉を投げかけられることも有ります。
組織には経営者でしかできない課題解決が多くあります。
それらを解決していく事が現場を救い、組織が力強く成長する機会に繋がります。
その為には多くの良質のインプットを基にしたアウトプットが必要ですので、これからも一所懸命に自分自身の現場に取り組んでいきます。
長期的な展望や自分自身の夢への情熱が未だ失われることなく燃え続けていられることにも感謝して、更なる一歩を遂げていきます。

今週は、若手とは言えない中堅世代からでは有りますものの。大いなる先輩への感謝を述べる場所の提案があったことにとても嬉しい気持ちを抱きました。
本来であれば私がもっと先に動くべきであったようにも思いますけど、それ以上に嬉しくも有りますので、この提案を推進する事には力を注いでいこうと思います。
コロナ禍で出来ることは限られますが、尊敬する先輩への労いを自然発生的に出来ることのグループ組織を改めて誇りに思っています。