アフターコロナ

少しずつではあるもののアフターコロナへの機運が高まってきているように感じます。
エビデンスと共に夏の環境には一時期的に武漢ウイルスは弱体化すると見込まれます。
ゴールデンウィーク明けに全て元通りとはなりませんし、基礎疾患がある方や年配で免疫力が低下している方は引続き制限が掛かるようには感じています。
何より、あくまでも第一波のピークを超える可能性と言うだけで、ワクチンが出来ていない現状からは第二波での更なる被害拡大の回避にはより大きな制限が必要になるものと見込んでいます。
ニューヨークでの様々な取組みは大きな示唆を与えてくれています。
他の国の取り組みも大いに参考になることでしょう。

ゴールデンウィーク明けに日本もエビデンスに基づいた様々な追加情報への対応で早期の終息に向けた行動を国民一丸となって取り組めば、秋口まではある程度制限が解除された生活を送れるように期待しています。

いづれにせよ、ビフォーコロナとは大きく価値観も変わってきているでしょうから、昨年末以前の状態に戻るという選択肢は我々には無いと考える必要があります。
既に多くの点で変化が生じていますけど、それらが元々求められていた世界なのか?無理をしている世界なのか?しっかりと見極めていく必要があります。
現在のテレワーク等にいち早く対応できた企業・組織はそれまでに多くの準備をしていた証左です。
この冬から始まるであろう第二波へは今からの準備でも大きく対応が分かれてきます。
我々も多くの気付きをそのままにせず、しっかりと次に備えたいと思います。

今回色んな所で耳にする機会も増えてきましたけど、やはりこの様々な制限は多くの方にストレスがかかっているようです。
結果として怒りの表現を目にする場面が増えており残念な限りです。
制限が掛かる生活はストレスがかかることでしょう。
それでも誰が悪いわけでもありません。
皆で享受しなければいけない環境なのです。
自分たちにとって多くのトレーニングの場だと捉えて、前向きに対処する方が増えてくれることを望みます。
恐らくは失ったものばかりに心が奪われているが為に自己の精神を保つために周囲へ怒りをぶつけてしまうのだろうと思います。
このようなときには失ったものではなく、自分たちに残っているものを大切に考えてほしいと思います。
出来なくなったことをしようとすることで、出来ることすらできなくなってしまいます。
私は、自衛隊である程度一般的には不自由な時間と言われるものを体験しています。
また、東日本大震災で甚大な被害を被った相双地区で震災後から2か月ほど暮らす中で、今ある物に感謝することの大切さを大いに学びました。
武漢ウイルス以降、事業の営業面では大きく計画の変更を余儀なくされていますけど、逆に思考を深めたり社内の制度設計に時間を割くことが出来た結果として進んでいるものも多数あります。
計画時点の順番が変更になっただけと捉えると共に思考を深める機会を得たと考えていることが肝要だと思います。

各人置かれた環境は異なりますので、一様に取り扱うことは出来ませんけど、どうぞ心の平穏を扱うのは他人ではなく自分自身でしかないことを踏まえて、周囲に負の心を当てないようお願いしたい限りです。
家にいる時間が増えていることから、ネットサービス等が伸びているようです。
特にネットで配信される有料の映像コンテンツが増えているようですけど、それよりはこのようなな機会だからこそ、ご自身の思考を深める、学びを高める時間に充ててもらいたいと切に願う次第です。
時間だけは富者も貧者も関係なく平等に与えられているものです。
この有限な時間と言う資源をどのように活用するかが人生を決定づけます。
全世界でウイルスと闘う数少ない機会を与えられた世代として、次世代に何を遺すべきかを考えて実践する機会になることを望んでおります。