人物と植物の共通項

今週も多くの方から色んな刺激を頂戴しました。
数か月ぶりにローカル線で飛行機に乗りましたけど、福岡空港も空いていて機内も余裕が有りました。
都内へ出るのとは大分状況が異なるように感じました。
戻りは新幹線等を活用しました所、こちらもまだまだ乗客数はビフォーコロナから比すと少ない状況でした。
色々な報道が為される中、統計数字を見るとサンプリング等の手法を変えているようなので、分析等は以前と変更していかなければいけないことを感じます。
COVID-19でもわかってきていることが増えているので、今後も新たな生活様式等を参考にしながら、正しくケアしていきたいと思います。

人生の先輩で一線を退き、悠々自適と相談役を兼ねている方が家庭菜園をしていて気付いたことがあると教えてくれたことが有りました。
それが、『温室だけでは素晴らしい成果を上げることが出来ない』という事でした。
愛情をかけているからこそ、途中で厳しい環境を与える必要があることを強く強調されていました。
そのコメントがとても心に残りました。
その方はビジネスマンとして成功もされており、一線を引かれたとは言え、既に次に向かって動き始めていらっしゃっています。
コロナ禍で大分計画に影響は受けているものの、常に明るく意欲的に取り組まれていらっしゃいます。
漢として憧れる方の一人です。
ただし、『植物にはノウハウが有って美味しく作り上げれるようになっているが、人財は一様の教育で育てられるものではない』と言うこともおっしゃっていました。
ご本人が振り返ると『結果として厳しい環境こそが自分自身を成長させた』と言う実感から出ており、エリートコースで成功体験ばかりされてしまった方はどこかで躓いてしまうお話も興味深かったです。

私自身振返りますと大変恵まれた環境を与えられ続けています。
それでも現時点では自分自身も満足するような結果を得られていない中では、評価も一定の所でとどまっています。
これは私自身にとってとても有難い環境です。
昨年度後半から今まで以上に数字にこだわる必要を感じています。
『正しいことをしていれば、いつかどこかで理解される。』と言うどこか温室育ちをにおわせる考えが、スタッフに滲み出ていたのかもしれません。
私の学生時代に流行った言葉の一つに『正しいことをやりたければ偉くなれ』と言うものがありました。
権限を持たなければ、本当にやりたいことが出来ないという現実がありますので、手段と目的を見間違えず役職と言う手段を活用して正しいことをやるという目的を果たす大切さをその頃から何となくイメージできていました。
正しいことをやりたい人は沢山いらっしゃいます。
その中の競争を勝ち抜くことが多くの方と関わる事が出来るようになります。
そして更なる成長を遂げることが出来るのです。
植物も同じ種から始まって日光を浴びるために根を生やし、葉を早めに蓄えるわけですが、早くに背を伸ばすことでしか多くの日光を得るという競争には負けてしまいます。
葉を伸ばすのと見えない根を成長させることは並行して進めなければ、大きな葉を支えきれません。

最初は『置かれた場所に咲きなさい』と言う考えはとても大切だと思いますけど、より大きな成果を出すには木村さんの奇跡のリンゴの通り土から選ばなければ本質には近づけません。
人物と植物ではやはり足があることが大きな異なりだと思います。

成果にこだわる為にも根としての自分自身の徳を鍛え続けると共に成果としての短期的な結果も強く求めてまいります。
一度きりの人生を大いに感謝して受け取りつつ、貪欲に知識を得て実行をして良い習慣を持つことで、次世代に価値あるものを残してまいりたいと思います。