『転がり続ける石であれば苔も生えない。』と言う響きに熱狂していたこともありました。
改めて尖り続ける意義を感じたので、表題について考えてみようと思い、ネットで調べましたら、この表現には二つの解釈があるとの記述を拝見しました。
英国では、日本で言うところの「石の上にも三年」で、転職ばかりしていたら苔も生えないから落ち着いて取り組みなさいと言う消極的な使い方で、
米国では、苔が生えないくらいにいつでも新鮮で変化していると積極的に捉えているそうです。
私は、初めて聞いた際には後者で認識しており、英国出身で大好きな人気ロックバンドの由来として聞き及んでおりました。
今回のネット検索前に「とは言え、苔はそんなに嫌いではないし、苔が生える価値もあるなあ」とも思っていたところにこのような情報を入手しました。
私は苔についての話よりも転がり続けると言うことは丸くなるという意味ではなく、自分自身を保つために尖り、動き続けることこそが大切だと考えています。
不得手分野を有る程度無くす努力はもちろん必要ですが、得意部分はどんどん磨き続けなければ、一度優位性を持っていたとしてもあっと言う間に陳腐化してしまうものと考えています。
万人受けを目指すのではなく、自分達を評価してくれる人からの評価がより高まる努力を継続していかなければなりません。
勿論、顧客を増やすことは常に必要ですが、全方位外交を目指そうとするのは現実的ではなく、東か西かある程度選んで進んでいかねばならないと思うのです。
いくつになっても尖り続ける事の大切さをこの十年を振り返る中で感じています。
経営を任されて色んな失敗をしてきましたことは十分に理解していますものの、それでも先に進む原動力は自分の志と信念であり、それが社会のためと信じていますが、万人受けするものではないと認識しています。
他の人には見えていない世界が見えた者に課せられた有難い機会なのだと考え、更に先に進んでまいります。
思考を重ねることと弛まぬ行動を続けることを今後も継続して、社会に貢献できる力を多く身に着けたいと思います。
いつの時代も変わるべきは自分自身であって、周囲ではないことを十分に理解しまして、与えれた環境に感謝をして、日々楽しんでまいります。