OB会に参加して

年に一度のグループのOB会に参加してまいりました。

数年参加していく中で、OB会の中での知り合いが増えてきており、元気な皆様にお会いできますことを毎年楽しみにしております。
ただし、逆にお顔を拝見しませんと何か体調を崩されているのではと不安にもなります。
二年ぶりにお会いする方とは心躍って会えますのも複数年の参加を経験している賜物だと思います。

数年前に尊敬している大先輩が一旦現役を退かれていた際に頂戴した会話が心に強く残っています。
「いつの時代も現役が大変だ。終わってしまえば、過去に戻ることが出来るわけでもないし、思い出話としてしか通用しない。現役に任せた以上、口を挟まないのが吉。現役組は自分たちが最も大変だという気概と誇りを持って、目の前の課題に全力で当たるべき、先輩に比べればなんて謙遜している暇はなかろう」と言う主旨でした。

改めてOB会での諸先輩方の現役時代のお話を聞きますと痛快に聞こえますもののやはり今の我々なんかよりも大変な時代を乗り越えてきていらっしゃるのを感じます。
その先輩のお蔭で我々が有ることを決して忘れてはいけないと思います。
それを伝えられる立場である以上、社員にも常にその旨を伝え、今の瞬間に自分の利益だけのことを考える愚かさを理解してほしいと願います。

経営の色々な意思決定の中には諸先輩に対する思いが多分に含まれます。
関連会社として立ち上げて10年所属していたとしても、それは自分達だけで作ってきたわけではないことを、そしてこれから迎え入れる多くの仲間にも140年を越えてきた諸先輩方の類まれな努力があったことを伝え続けたいと思います。

世間一般において長寿の御祝い等をしている会では、2020年のオリンピックを見る為に元気でいようとよく見聞きしますけれども、弊社グループのOB会ではもう少し先の2022年の150周年を元気に迎えようを合言葉にされていました。
多くの刺激を頂戴して自宅で改めて100年史を少し読みました。
経営課題や社会環境はある意味いつの時代も変わりません。
人間の成長と和の精神の大切さを心に刻みました。

その際に弊社がどこまでいっているか?150周年時点で筆頭関連会社になると宣言して10年です。
更なる研鑚を積み宣言通りその位置にあることを確信して日々を過ごし続けます。

歴史に学び、経験を大切にして、何より社会との共存共栄を目指します。
新たなる自分の殻を破り続ける旅を継続してまいります。