選挙

タイムリーな選挙の話を一つ。

最近、やっとある程度の年になってきたこともり、周囲の方と政治の話などもする機会が増えてきたように思います。
私自身は幼いころから政治家が身近でもあり、家庭でも親戚との会合でも政治や国際情勢の話には参加させてもらっていました。
その際には私の年齢に関係なく、「自分がどう思うのか?」という独自の見解を求められていました。
そこで意見が出来ないようであれば議論に参加する意味もないし、価値もなく他の人にも迷惑なので、強制退出となっていました。
よって、そもそも自分で考えるという習慣を身に付けさせていただいておりました。

二十歳を過ぎて選挙権を得てからは一度も投票の棄権をしたことはありません。
大変に恵まれた権利だと思っているからです。
どんな人でも一人一票が適切なのかと言う疑問はある程度あるものの、少なくとも自分の意見を反映させる機会が有るという事は素晴らしいことだと考えています。
「どうせ自分の一票では変わらないので、合理的に価値が無い」「政治はお金がかかるから政治家は金儲けしを目的としているのしかいない」などと、淋しい限りの意見を良く聞きます。
また。メディアを見ても議論が深まるというよりも一方的な意見の場が多く対話が成立しているとも思いません。
そもそも、各人が本当に意見を有しているのか?という事に疑問を持ちます。

今回、18歳まで選挙権が引き下げられたことである程度の注目が集まったように感じていましたが、英国のEU離脱や都知事選に注目が移行しているようにも感じます。

与党にしろ野党にしろどちらもネガティブキャンペーンを展開しているようにも感じこれまた淋しい限りです。
投票率が100%の状態が正しいとも思いませんけれども、50%以下では選挙権を持たない他の国民に対して失礼でもあるようにも考えます。

ひところ昔は職場の上司と言うよりもトップが有る程度、自分たちの立ち位置や政治がどのように生活に影響を与えるのか教える仕組みが有ったようにも思います。
学校では政治は思想に関わるという判断の為か、ほとんど議論がなされていなかったように思います。

上手くまとめられないのですが、投票権を有している方はその権利を手放さず行使して頂きたいと切に願います。
投票にもいかず、立候補もせずに自分が所属している国家の運営に対して、代替案なき批判を繰り返すことが如何にご自身の知性が低く人格を貶めていることを理解してほしいと思う次第です。

私は、選挙当日に選挙に行ったことは2回しか無く、いつも不在者投票で、公示日から最初の週末に投票を終えることが多いです。
今回は一風堂さんにおいては選挙割というサービスを実施されているようです。
このような形からでも投票率が上がり、少しでも国家の事を考える国民が増えることにつながれば素晴らしいと思います。
即物的でも瞬間的に考えてもらいたいと思います。

私は、今回の投票行為が6年間の働きを決めるものでは無く、国政とは常に10~20年先まで影響を与えうる選挙しか有り得ないと考えています。
どのような信条であれ、ご自身の意見をまずはぶつけてみることの重要性を繰り返しお伝えしたいと思います。