「設立5年で約85%の企業が廃業・倒産し、
その経験から、この統計データは外から見る景色や社内での立ち位置によっては感じ方が大きく異なるものと思いますけど、
大いに納得できる数字であると感じるようになってきました。
企業の存続は容易ではありません。
法人格を取得することは手段であって目的ではないので、色々と形式を変えていくのは当然とも言えますが、
それでも継続できている力と言うのは本当に凄いことだと感じます。
生き残っているから素晴らしいかと言えば、決してそうではないでしょう。
残された側にとって価値を提供できる組織でなければいつでも淘汰の波はやってきます。
私共も結果として10期目を迎えられましたけど、これからも「一寸先は闇」であり、常に備えておく必要を感じております。
この9年が順風満帆であったかと言えば決してそんな道程ではありませんでした。
会社を立ち上げる前に抱いていた勝手なイメージからしますと現在の数字は3年目には到達して、10年目には全国区から世界にどのように打って出るかを考えるような計画をしていました。
バラ色のようなこの計画は、会社設立後3ヶ月も経たずに如何に甘い見通しであったかを痛感しました。
最近ではある程度計画通りに進められるほどに立案と実行力は身についてきたものの、正しくストレッチ出来ているのかには自分自身で疑問を持ちつつも有ります。
深い孤独を感じながらもそれを上回る感謝があったからこそ一歩づつ進んでこれました。
時には後戻りもしていたようにも思いますけど、それも私にとっては必要な道のりでした。
改めて10期目を迎えるに当たり、大きなステージに向けて舵を切っていきます。
この9年で感じたことは、当たり前ではありますけどやはりトップの能力以上の成果は得られないという事です。
瞬間最大風速は思わぬ成果が出るかもしれませんが、継続して出し続けるにはトップ自身が能力を高め続けなければいけません。
同じ数字を30年出すことも素晴らしい能力の一つであるとは思いますが、私は常に変化し続ける社会で自らを変革してより高い付加価値を提供できる人間に成長していきたいと思っています。
力の源カンパニーは企業理念を
「変わらないために変わり続ける」とされています。
含蓄のある素晴らしいお言葉だと思います。
私自身もKAIL入塾の希望の精神であった
「強くなって多くのものを救う力を手に入れる為。より大きな世界で活躍して、世の中に貢献する為。」を読み返しどん欲に成長と言う変化をしていく所存です。
10期目としてどのような成果を出せるのか、今までとはスケールを変えて大いにチャレンジしてまいります。
そして、新たな感謝と共に11期目を迎えられるよう尽力します。