百朝集

安岡正篤氏が著者と言うか編纂と解釈を入れている致知出版から出ているタイトルの著書を購入しまして、読み進めております。
読了には時間を掛けると共にこれから複数回に亘り読む事になる本だと確信しております。
言志四録にも似た価値があり、繰り返し何度も読み自分の考えを見つめ直して行きたいと思います。
含蓄の多い短文で、いろんな示唆を与えてくれます。
言葉を如何に簡素化して伝えられるかは、正に国語力を問われていると感じます。
読み手の心情によってまた捉え方が異なる文章も素晴らしいと感じます。

毎朝を充実させる為の一冊になると感じています。
また、安岡正篤氏の明るさを感じます。
私自身はお会いしたことが無い方ですが、如何に人間味がある方かを感じる内容です。
日本の閣僚の指南役などをされていたと聞き及んでいますが、明るい方で有ったのだろうと確信している次第です。
吉田松陰氏も暗く描かれることが多く有るように思いますが、やはり本人自体はとても明るい方であったと感じています。
今現在、私自身は田口佳史氏を師事しておりますが、やはり明るさを持ち合わせていらっしゃっていて、その明るさに何度も救われてきました。

正しい考えを持ち、正しい行動を継続していく事は難しい事ですが、その道を目指して歩んでいきたいと思います。
その為に百朝集は大いに役立つ事を感じています。
新たな座右の書にいたします。