魂を伝える難しさ

今まで裸一貫で出会う人と人間としての真剣勝負で生きてきました。
武漢ウイルス(COVID-19)の影響でWeb会議が増え、直接お会いしたことが無い方と打合せをする機会が増えています。
その中で、私自身の役職を勝手に捉えられて上手くコミュニケーションを取る事が難しいように感じています。
そもそも、肩書に特段の意味を感じていない立場の物としては、役職で勝手な判断をされることに違和感が有りますが、一般的には当然の事なのだと理解してまいりましたが、やはりお会いしたことのない方からの勝手なバイアスは抵抗が有ります。
アンコンシャスバイアスと言う言葉がメジャーになってきた昨今では、経営者の我々が特に気を付けるべきことでは有りますものの、バイアスは世間が狭い方から色濃く出ているようにも感じます。
やはり、決めつけることで思考の容易性は確保できることは否めませんが、それらは思考の低さを示していることは歴史が証明しているようにも感じます。
とは言え、通常のメディアが指し示すことを見ていますと、およそマジョリティの意見を反映しているというよりは、刺激が強い意見か偏ったノイジーマイノリティの資本家への阿りに感じます。
そもそも曲学阿世の徒に向けたメディアであることが存在意義で有ったことを多くの方に理解していただきたいと感じる次第です。

さて、この6月以降、弊社としての役回りとしてではなくグループとしての役回りも複数与えて頂いた者として、日々の生活を今までとは異なる形で過ごしている毎日です。
役員は一年更新の契約ですので、来年には結果を出していなければ解雇されても当然だと思いますし、3ヶ月はハネムーン期間としてある程度猶予を頂けているのみと考える次第です。
結局は実質半年間にある程度の実績を示さなければ、解雇されるのが非常駐役員の当然の役回りです。
私自身は、5方良しでありたいと思いますし、何より現場の人間が活躍されていることを期待しています。
課題を解決したければ、レイヤーを上げることが肝要であることを尊敬する野田氏から教わっています。
自分の班をよくしたければそれを束ねる課の課題を解決する、自分の課をよくしたければそれを束ねる部の課題を解決する、自分の部をよくしたければそれを束ねる会社の課題を解決する、自社をよくしたければその存在する業界の課題を解決するなど、課題の視点を上げることで見えてくる世界が変わってきます。
その視点を身に付けることで、より広い目線を持てますので、課題解決の手法の選択肢も増やすことが出来ます。
結局のところ、個人の満足よりも所属している組織の満足度を上げることへの意識が大切なのだと確信しています。
目先の経済的価値の訴求ではなく、社会の為に人生を費やすことが結果としてより多くのことを達成するのだろうと考える次第です。

初見の方にWebを通じて熱量を伝える難しさを感じています。
今までの付合いが有ればある程度、伝えられますものの、レスポンスを肌で感じることは難しいので、やはりリアルでのやり取りに大いに価値が有る事を感じています。
それでもWebを通じて感じた事もあるので、早速に動いてみます。
考えて実行して修正をしていく、このサイクルが様々な活動で常に必要である事を改めて感じ入ります。
今週は若手から先輩迄久方振りの面々と直接に様々な意見交換も出来ました。
この刺激は何事にも代えがたい物で有るので、感謝と共に社会に還元してまいります。