視察を経ての感動

米国から無事に帰国しました。
出国直前に水ぶくれがあったのを剝いでしまって、そのまま温泉につかったりした結果、破傷風になってしまったので、視察中の移動歩きは少々痛みを伴いましたが、毎日1~2万歩の歩きの結果得られたものは非常に大きい物でした。
やはり、本や人に聞いた話以上に自分で体験したことは、拭い去れないものとなり、血肉に変わっていくことを感じます。
再度、米国に行く機会が有るかは現時点で分かりませんし、そもそも加州に行くとは限りませんので、サンフランシスコやLAへの記憶は今回のケースが強く刻まれるものと思います。

霧のサンフランシスコは大いに体感できまして、ゴールデンゲートブリッジやAlphabet(旧Google)本社、Apple本社など王道の見学コースもありつつ、メインは免震建物の見学を複数件、拝見出来ました。
中には、工事中の現場まで拝見する機会に恵まれました。
加州での地震発生頻度は東京に比べるとはるかに低く、被害も日本に比して少ない方と言えますので、地震対策等については意識は高くないと言えるかもしれません。
それでも特別な建物には免震が活用されており、レトロフィットを適用している歴史的建造物もあります。
免震建物に携わる方々は、誇りを持っており、社会的意義を明確に感じると共に全面に押し出している印象でした。
色々と説明を頂く機会のたびに、一緒に同行していた視察メンバーからはさまざまな質疑が生まれ、とても有意義な時間を過ごすことが出来たと感じています。
双方、免震への熱量が高く刺激しあっているのがとても素晴らしいことだと感じました。
得られた結果や体感してきた久方振りの米国については、しっかりと記録しておきたいと思います。

まずは、大変恵まれた環境と素晴らしい交流に感謝をすることと、機会があれば積極的に旅に出ることを推奨したいという想いをこの場に残しておきたいと思います。
得たものをしっかりと次世代や社会に継承してまいります。