梅雨明け

今年もある程度想像されてはいましたが、早々に梅雨明けとなりました。
これから長い暑い夏がやってきます。
年々上昇している地球の温度の多くは人間自身が招いたものなので、結果については受け入れる責任があることを感じています。
しかしながら、次世代の方にそれらを担わせるのは、良いことではないと思うので、自分自身が現役の内に少しでも端緒となる活動を始めたいと思っています。
日本の経済は、今直ぐに首が締まるものではありませんが、このまま手をこまねいて解決できるものではありません。
誰か一人の英雄に依存するのではなく、多くの人間が行動を起こし続ける必要があります。
結果として、象徴のような人間が表れて導いたように見えるかもしれませんが、その土台を作るのは風土で有り、文化なので、一朝一夕で物事が解決することは有りません。
評論家が多く居ても仕方ないので、行動を起こす人間が多くなり、集まって知恵を結集して解決していく以外には道は無いでしょう。
未だ多くの場所で批判ばかりが目につきますが、静かに行動をしている仲間は多くいらっしゃいます。
国家や組織を変えるのは環境変化も大きいとは思いますが、何より所属している人間たち以外には有り得ませんし、責任もそこに帰属します。

悪くなる組織の風潮として、自社の組織や自国の悪口を冷めた感じで語る方が多いと、その組織のもろさを感じます。
見極めなければいけないのは、そのようなことを言っている方々が組織の中枢にいるかどうかです。
どうしても組織に評価されていない人間は、組織を悪く言うことで自分の正当性を主張しますので、ポジションと発言をセットで判断する必要があることは忘れてはいけません。
言うべきことはどのポジションに居ても言うべきであると考えています。
新人であれ、中途であれ、関係なく気になったことや間違っていると思ったことは指摘又は確認する必要が有ります。

組織の健全性を高めるのは、自分たち以外においてはいませんので、外部に期待するのではなく自分達で出来ることを少しずつでも積み上げていく他有りません。
評論家のような人間に冷水のような言葉を掛けられるかもしれませんが、気にする必要は有りません。
批判家と評論家が栄える国家や組織は長続きしませんから、自分たちが正しい行動をしていれば、中長期的に報われるのが日本社会です。

世界情勢を見るに引続き変化が激しい状況ではありますが、日本が置かれている状況は有史の中で最も大変とは言えないと断言できます。
ご先祖さまや諸先輩方は、もっとさまざまな困難な道を生きて、我々に色んなものを遺してくれました。
現役である我々が一所懸命に生きて、次世代により良い物を継いでいくことを忘れず、怠らずに実行していきたいと思います。

短期的な映像に時間を奪われることがありましたので、これからは改めて時間管理を行い、古典に学ぶ時間を確保して、過去の偉人との対話をする機会を大切にしていきます。