傘寿のお祝い

今週は久方振りに週5日で会食が有りまして、様々な方と交流する機会を得ました。
中でも人生で初めて身内以外の『傘寿の会』に参加する機会を得ました。
八十歳を経て元気であることに加え、慕われ続けることは容易ではないとも思いますので、素晴らしい機会に立ち会えたことに感謝しております。
参加したメンバーも錚々たる方々で、いくつになっても人を動かす人は人間力が優れていることを改めて感じました。
今回は二名の方の傘寿を合同で開催させていただきました。
お二方には入社して直後から様々な形でお世話になっており、定期的に会食の機会を頂戴しておりましたので、色んなお話を聴いていたつもりでしたが、今回頂戴したスピーチでは初耳のことばかりでとても興味深く拝聴しました。
お祝いのコメントも、麻生グループらしく人を如何に大切にすることが重要で、仲間を増やし次世代に少しでも良い物を継いでいく想いでつながったと感じています。
立場や事業は異なっても人に対する思いは時代を超えて共通しているものがあり、だからこそ今も歴史を紡いでいられる物とも考えています。

『いつの時代も現役が一番大変』と言う言葉を頂戴したことがありますが、歴史を聴いていますと、諸先輩方の過ごしてきた時代や判断の方が、よほど大変であると感じています。
如何に修羅場と言うのか多くの経験を早い段階で積んでいるかで、その後の成長は大きく変わると感じています。
困難な場面の経験値が多ければ、歳を重ねても対処の方法を知っている為、泰然自若の姿勢で臨めますが、経験が少ない方は第三者から見て大したことの無い事象でも対応は困難になります。
年齢を重ねるほどにその対応力は若いときに経験値に拠るように感じています。
自分が責任者として意思決定をしてきた覚悟がトラブル時には問われていると考えますので、その経験値が少なければ、不測の事態に適切な対応が難しくなっているものと感じます。

尊敬する先輩方は、若い時から当事者意識をもって最前線で取り組んできたからこそ、八十歳の今も多くの方から教えを請われる機会が多く頼りにされていると思います。
『人生の本舞台は常に将来に在り』の言葉通り、年齢で何かが終わるのではなく、常に考え行動していくことで生涯現役を達成できると考えています。
今回のように素晴しい先輩方の後ろ姿を見せていただくことは私にとってとても有難い機会でした。
多くの言葉も頂戴しましたので、大切にして次世代に継いでまいります。