一つ一つを着実に積み上げる

『大学』を読み直す機会が増えています。
漢字の一つ一つにどのような意味があるのか?どのように解釈することが出来るのかなど、自分自身の言葉で語れるように考え続けています。
古典の中身自体は変わらずに存在していますが、読み直すたびに気付きが変わります。
古典を通じて自分の変化を感じることがあります。

『古典を学ぶのではなく、古典に学ぶ』アスペンで教わったこの言葉は、今もなお私自身を突き動かしてくれます。
言志四録と貞観政要、そして韓非子は私に色んなことを示唆し続けてくれます。
特に人生の要諦を言語化する上で、多くを学ぶことが出来ています。
自分の志が定まれば、冷静になり、安定して、思慮深くなることが可能になるので、得られるものが増えてくると感じています。
物の根の部分を見ることの大切さも改めて実感しています。
どうしても成果についてばかり目が行きがちですが、長い目で見た場合には誠実さほど強いものは少ないと思います。
長期的に見て誠実であることを意識した行動を組織として取ることで、将来的に大きな恩恵を受けれるのかも知れませんが、得るために活動するのではなく、社会の為、次世代の為に役に立つことをしていること自体に幸せを感じることがとても大切です。

超長期的視点を忘れずに少しであっても前進していけるよう努力を続け、着実に積み上げる組織を創り上げてまいります。
今の環境に不平不満だけを言うのではなく、恵まれている点に感謝をして、より良い未来を次世代に渡そうと努力する仲間を増やしていきたいと思います。
会社組織に限らない仲間創りをこれからも真剣に実施してまいります。