免震層

職種は経営全般と営業ですけれども、現場に行ったり現場に入る事はその活動の上で重要な事だと認識しておりまして、定期的に実行しています。
現在、意識的に重点を置いている現場は免震点検です。

 九州内に拠点をおいて免震点検を実施している方が少ないようで、最近は良くお声掛けいただくと以前記載しておりますけれども、点検の重要性が高まると共に標準化への動きがまだ弱いように感じてもいます。
消防点検などは確立されている部分が多く、色々な会社で洗練されていますけれども、免震点検は業界でも盛り上げを見せている段階であり、適正な管理とは?と様々な視点で検討が進んでいる状況でもあります。

 
 物件数も九州内には少ないこともあり、施工手法なども現場ごとさまざまにあります。
技術レベルも進化し続けていることもあり、最近竣工された建物と10年以上経過した建物では、建てるときの思想段階から違いが有るようにも感じるほど、異なっている感覚を強く受けます。

 よく点検や整備がしやすい施工が一番だと言われますけれども、免震装置が設置してある免震層階にある設備機器は更新工事などの搬入自体も難しい箇所が多いように感じます。
現場を知る我々が必要な情報を上げて、あるべき免震層階への提言を出来るようになりたいと思います。
 

 私共は良くメンテナンスする施設の利用者や従業員の方が踏み入れない場所での作業が多いのですが、免震層階は特にそのような傾向が強くなりそうな気がします。
色々な方の意見を拝聴したいとも思いますので、免震機能をお持ちの方は是非一度免震層内を一周などされては如何でしょうか?