語らざれば 愁なきに似たり

先月(11月号)の致知を繰り返し読んでいます。
特集が表題の『語らざれば 愁なきに似たり』でした。

私は致知にて初めて知った言葉でした。
大変に含蓄ある言葉だと感じます。
多くのリーダーは語ることなく生涯呑み込んでいく歴史を有していると思います。
リーダーはやはり明るい方が望ましいと考えています。
どんな苦悩を抱えていたとしてもそれを見せずに明るく振る舞うことは容易ではありませんけど、それによって周囲は大いに力付けられます。
勇気を与えられるリーダーはとても魅力的です。
私はそのようなリーダーに数多く接してきました。
色んなことをお聞きすると普段は語られないとても大変な苦労を経ておられます。
普段はそんなことを微塵も感じさせず、明るく常に前に出ようとしている姿勢には敬服します。

何も語らないことが良いと言っている訳ではありません。

説明責任もあるので、何かの意思決定をした場合や、業務指示を出す際には明確な理由を伝えることはとても重要です。
それでも他人には見えない、見えていないその先を見据えて沼地に一歩足を踏み入れる覚悟やそこに至る葛藤については広く多く語るべきものとは思いません。
リーダー仲間とはある程度共有できるのかもしれませんけど、全てを語り合うものでもないと思います。

同じ時間・空間を過ごしていても思考は大きく異なります。
思考の深さは一朝一夕で見にたかものではありませんし、深い考えも浅はかな行動によって負かされることもあるかもしれません。

それでも思考は深め続けなければ行けないと思います。

来週は一月空いてしまいましたけど、貞観政要の講義があります。
先月分は音声と紙面にて勉強させていただきましたけど、やはり学ぶ事が多い内容でした。 
直接の薫陶はとても有難い限りですので、しっかりと学んで参ります。
その翌日は相馬藩の始祖である相馬師常の命日です。

800年を超えて多くの方々にもお詣り頂けている事が続いている事も驚異ですけど、我々にとっては深い敬愛と畏怖の念を持って始祖と向き合う大切な時間にして参ります。