2年ほど前から九州で免震点検を実施するようになりました。
始めた理由は御客様からの要望でした。
免震装置は全国的に九州には少ない事も有り、竣工点検や定期点検を実施できる会社が九州には無く、東京や大阪からの出張対応になっている為、交通費や宿泊費が勿体ないという事からでした。
現時点で竣工点検や定期点検は法令による義務化はされていません。
ただし、特殊建築物定期調査(建基法第12条)において免震定期点検の実施の有無が書式にも入って来た為、現在は定期点検をしなければ、公開される可能性があります。
竣工点検は、義務化されていない物の日本のゼネコンの質の高さを表すかのように自主的に実施はほぼ100%されているようです。(私共のような専門業者を使うか自社内で実施するかなどの違いはあります。)
東日本大震災以降は九州にも免震装置を導入する施設が増えており、それに伴い私共にお声掛けを頂くことも増えてまいりました。
社員の中でも免震点検が得意な人間も増えてきています。
一番の理由は、今なら免震装置の第一人者になれる可能性が強いからでは?と推測しています。
自分が期待され、頼られると更に研鑽を積むという良い循環が生まれているように感じます。
これも社会に対する貢献心の一つではと思い、社員の可能性を広げる為にも今後も新規事業には取り組んでまいりたいと思います。