老子の言葉にある通り、水ほど人間の生活に必要不可欠で学び多きものはないでしょう。
現在の生活においてライフラインは、電気、ガス、水、通信などが言われますけど、ホモ・サピエンスとして必要なものは水です。
現代においては電気やガスの方が需要が高く感じますし、生活の不便を感じるのは電気・ガスなどのインフラになると思います。
ただし、長期化した場合に生物としての根源として求められるのは水です。
水は形を変え続け、主張せずとも価値を示していて、生命の根源でもあります。
平成最悪の水害が西日本を襲いましたけれども、水の性質を理解すればもっと対応が出来ていたことがあるように思いました。
水は太古の昔からホモ・サピエンスと密接な関係にあります。
そもそも地球の成立から存在していて、無視は出来ない存在です。
今回は各所で水害が発生していて、報道では「観測史上初」の言葉が並んでいます。
私は小学生の時に塾の講師から「観測は所詮戦後になされたものであり、50億年の歴史ある地球からすれば大したものではない」との言葉を受けて以来、気象庁の限界を感じ続けていました。
この点においても国やメディアの言い分を盲目に信じるのではなく、自分の頭で考え続けることの大切さを感じます。
水は人生において最も学びを深めてくれるものであると確信しています。
今回の西日本における幅広い地域で起こった事象を如何に正しく捉え、次世代の安寧のために現役である我々が何を為すべきか、将来の方々がいずれ検証してくれます。
その結果を見たときに恥ずかしくないよう今の全力を尽くし続けるべきだと考えます。
『上善如水』はとても深く私にとっても昔から示唆深い言葉ですので、改めてテーマに上がるかも知れません。
今回は水害を見ながら特に頭を巡りました。
本日、弊社グループで関係している苦労されている現場に赴き、現地の方の生の答えを聞けたことはとても貴重な経験でもあります。
各地で起こってしまう災害に可能な限り寄り添い、次世代に繋がる活動を今後も継続して行きたいと感じた1週間でした。