原因自分説

『空がこんなに青いのも、電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのもみんな私が悪いのさ』と言う都都逸も有りますが、私はアソウヒューマニーセンターに出向しているときに表題の言葉を聴いて以来、あまり人に怒りを感じなくなりました。
その感情には、以前に書いた『他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる』も影響はしています。
事業責任者になって事業全体の結果については全ての原因から逃げるつもりは全くありません。
ただ、最近気になっているのは自分たちの事業だけではなく社会として次世代に何を残せるのか?です。
団塊の世代が引っ張ってきた経済は、人口の停滞と共に世界的プレゼンスは下降してきています。
そんな中、シルバー経済と言う言い訳の元に次世代に借金を残しているように感じます。
確かに人口が多い年配世代の意見が政治に反映されると言う理屈は分かりやすいですし、税金の再分配は年配に偏っているのも事実でしょう。
それでも最近は高校の無償化など現役世代もある程度の益を受け取り始めています。
これは、支出先が増えただけです。
年金が減るなどの再分配先を変えることなく、支出を増やしているのではこれは次世代へのツケを増やしているだけでしょう。
良くある『政治が悪い』だけで片付けてはいけない世代になってきたと自分自身が感じます。
事業家としている以上、税収を増やして対策するなど、とにかく今まだ生まれていない世代に借金などを残さない様に今まで以上に真剣に考え行動していきたいと思いました。
自分に降りかかる火の粉は全て自分のせいだとするのは当然として、今後はギアを変えて次世代に正しく残せなくなることも自分の至らなさだと感じて生きたいと思います。
「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽(つく)して人を咎(とが)めず、我が誠の足らざるを尋(たず)ぬべし。」とタオクラブでも教わりました。
徹底的に現役にこだわり価値の提供先は次世代とした行動に務めます。
厳しくも暖かく次世代が次世代を想い、更なる未来を想い続ける社会の構築に向け、今出来ることを全力ですることで、コネクティングドットも活性化することを信じて、自分自身の経歴を振り返りながら、これからも日々を明るく前向きそして全力で駆け抜けてまいる所存です。