第二領域への加速

重要性と緊急性を縦軸、横軸にとってマトリクスはよく見られることと存じます。
分類しますと
第一領域は重要かつ緊急事項
第二領域は重要だが緊急ではない事項
第三領域は重要ではないが緊急事項
第四領域は重要でも緊急でもない事項
というやつです。

第一領域は、何よりも優先順位が高いことは明確でしょうし、第四領域はほとんど手を出すこともないでしょう。
ただ、多くの人間は第二領域よりも第三領域に時間や労力を奪われることが多いように思います。
勿論、私自身も同じように目の前に来た事象に捉われてしまっていたと感じます。
しかし、本当に事を成そうと考えるのであれば、如何に早く第二領域に手を付けることが出来るかはとても重要なはずです。
来たるべき将来の課題に対して、ある程度余裕を持って対応しておくことで、実際のその瞬間には適切な対応を取れることと存じます。
個人的な課題でいえば、語学力ですし、会社でいえば様々有ります物のサービスの標準化などが第二領域に当たると考えています。
会社創立十年を経て、ベンチャースピリッツは失わないものの、提供するサービスをますます拡充させていくために多くの仕掛けをしていこうと思います。
これから新たに提供するサービスも全て「先義後利」に従って、顧客満足度を高め続け、感動を提供できる組織でありたいと願います。
社内においては安全第一で、未だ手を付けられていない分野にも積極的に取り組みます。
新たな課題が出てくることが大変有難いと感じます。
一風堂の河原氏がおっしゃられていた「毎日が創業」という視点で見ますと、10年前の顧客もゼロ、スタッフとの価値観共有作業無しの環境に比べますと如何に恵まれているかと心底思います。
私自身の夢はまだまだ広がっています。
それでも「やりたいことの前にやるべきこと」だと思っておりますので、組織や個人にとっての第二領域にしっかりと踏み込みまして、価値有る未来を自らの手で掴んでまいりたいと存じます。
今から弊社の二十周年が楽しみで仕方ありません。
それまでの過程もワクワクして過ごしてまいります。