やりたい事とやるべき事

海上自衛隊の入隊時に「自由と規律」と言う本を課題図書として渡されました。
家庭での教育も同様なことがありましたので、私には受け容れ易い内容でした。

ただ、昨今ではこの辺が理解されていないケースを見受けることが増えているように感じます。
当然の事柄と言うのは、時代と共に変化を続けることでしょう。
それが無常と言う理なのだと思いますけれども、有恒もまた無常の中のものであり、その為には変わらないために変わり続けると言う事もあると思っています。
人間はいつの時代においても進化か退化含め変化を続けていると思います。
それでも真理に近い部分はあまり変わらない面も沢山分かってきています。
私にとってはいつの世においても『やりたい事をやる前にやるべき事をやる』と言うのは通じる価値観だと考えています。
自らの権利を主張する前に果たすべき義務と言うのは社会と言う構造においては絶対的に必要です。
それは自然と共に暮らす場合でも同様です。
自分のことばかり考えるのではなく相手のことを考えると言う当たり前だと思っていた理屈が抜けている方が多くいることを感じます。
そして、残念ながらそのような方々は社会において評価されることは難しいでしょう。
人間はどこまでいっても動物であり、自然と共生していくしか途は有りません。

やりたい事の前にやるべき事を果たす、これは夢を達成するには絶対に必要な理だと確信しています。
夢が大きく、志と信念に気付きつつある方には、この点も強く理解してもらいたいと思います。
弊社が11年目を迎えると同時に20周年の画を描いている中で、我々が社会で果たすべき役割とは何であるか?ストレッチ出来る目標として目指せる理想の未来とは考え続けております。
この2週間で移動が多かった為、インプットである本が消化しきれないほど頭の中を駆け巡っています。
折角ですから連休中も手が出せていなかった本を沢山吸収しようと思います。
連休明けにはアウトプットとして更なる社会貢献を目指し、事業に全力を尽くす次第です。
明るい未来は与えられるものではなく、幸せ含めて自らで切り拓いて創り出し手に入れるものだとの思いを強くしています。
『得意におごらず失意に落胆せず』の大切さを感じた一週間でもありました。
田植え前の時機ではありますものの「頭を垂れる稲穂」でありたいと思います。

『成り得る最高の自分を目指して』日々を過ごしてまいります。