置かれた場所で咲きなさい

昨年末に飛び込んできたシスター渡辺の訃報を聞き再度手にとって読みました。
数回読み返しているものの、読む度に自己反省に気付きます。

今回もまた以前とは異なる所で、自分自身の過ちや気付きを多く頂戴したように思います。
自分が迷い、悩むのは人間だから当然として、その葛藤とどのように生きていくのか?明確な答えは無いものの真摯に向き合い続けることが必要なのだろうと思っています。

避けられない残念な事象は沢山あるものの、それらをどのように乗り越えるかは心持次第なのだと考えています。
マイナスな点に心を囚われるのではなく、どうにかポジティヴにマインドを持っていけるよう自分自身の日々の行動を少しずつ改めていきたいと思います。
この本を読む度にそのように思いつつも、時間とともに新たな悩みに葛藤して、そのまま抱きかかえてしまっているままになることも良く有ります。
今後も定期的に読み返す事で、自分の魂を常に磨き続けたいと思います。
容易ではない道を歩まれたシスターは、多くの理を知る機会が有ったのだろうと存じます。
その理に従って生きるのは本当に苦難が多いことと思いますけれども、知ってしまった者の使命ということが多分にあるのだろうと推察する次第です。
私も全ての行動が伴ってはいないものの、知った者の使命として少しでも社会の役に立つ生き方をしていかなければ為らないと考えています。
迷ったときには狭く険しい道を選べる自分でありたいと願います。

以前、小宮一慶氏から「本は読んだ数で評価されるのではなく、難しい本を一冊でも正しく理解することが出来れば、数百冊分の価値がある」と言うような発言を直接にお聞きしたことがあります。
その時に例えて頂いた本は、松下幸之助翁の「道をひらく」でした。
この本も繰返し読む度に色んな気付きを得られます。

出版技術等が上がり、世の中には多くの本・情報が溢れかえっているものの、百年度、千年後に残っている本は果たしてどれくらいあるのでしょう?
残ることが全てではないかもしれませんけれども、残るものには理由があります。
以前、「世界で通用するビジネスマンになるにはどのような本を薦められますか?」と台湾のグローバル経営者にお聞きした際には「世界の人を知りたければ、旧約聖書、新約聖書、四書五経を読みなさい」と教えていただきました。
いづれも二千年を超えるベストセラーです。
そこには多くの真理が伝えられてて、一読ではとても理解できませんでした。
これからも多くの本を読みながら、繰返し読むことの有難さも大切にして、本と共に暮らしていく所存です。
シスター渡辺とは直接にお会いしたことは有りませんけれども、これからも多くを学ばせていただくことになると確信しています。
謹んでご冥福をお祈りいたします。