社内、グループ内においても色々な指摘をしてくれる方がいらっしゃいます。
自組織、他組織に対しての懸念事項や潜在リスクを現場にいるからこそ気付ける指摘であり、心して拝聴することが多くあります。
結果に対して、こちらが行動することが効果有と判断すれば、垣根を越えてアクションを起こしますものの、あるべき論や理想論を強く語られる方に対しては、「だからこそ貴方がそこに居るのではないでしょうか?」と感じる機会が増えてきました。
これは正に私が以前言われた指摘でありまして、情熱のままに疑問や違和感を色々なところにぶつけて「このままではいけない」と各所に警告を発したりしていました。
そんな際に大先輩から「だからこそ貴方がそこに居るのであって、解決への行動をすればよい」と指摘されました。
また、事業責任者になってからも頼んだ仕事が自分の10倍100倍の時間を与えても終えることが出来ないスタッフについて悩んだ時も同じ方から、「人を導くことも重要な仕事であるものの出来ない人間も多数いることだろう、だからこそ我々が存在してるのであって、そこで如何に動くかを常に問われているはずだ。周囲を言い訳にして自らが動くのを止めた時に最も損をするのは自分以外に一人も居ない。」と、今では他の方にお伝えすることが増えたお言葉を頂戴したことがあります。
これらの事を昨年の社会イノベーター公志園でスケールを拡げて気付かせて頂いたように思います。
グループ内外の狭い世界ではなく社会課題に気付いてしまったからこそ、そこから逃げずに取り組み続ける。
そのように素晴らしい方々は沢山いらっしゃいます。
そこには打算的考えは無く目の前の困っている人、悩んでいる人に対してささやかながらも解決策を見出した自分がいる以上、目の前の事に全力を出し続ける。
結果としてそれが大きなムーヴメントになったりもするのでしょうが、始めた時には純粋な想いであったことと存じます。
KAILでも経営に携わるものの責務を沢山教わりました。
知らなかった知識も増えました。
そして、気付き知ったものの使命を強く感じます。
今、目の前で出来ることは小さなことでも大きな課題に気付いた以上逃げずに取り組み続けてまいります。
気付き自らが行動する人生はとてもダイナミックなことも可能になります。
社内でも少しづつではあるものの、与えられた仕事だけではなく自らで課題設定を行う者も見受けられるようになってきました。
スケールは別にしてまずは自らの課題に気付き、等身大の自分とのギャップを正確に把握して、その課題解決に向けた手法に如何にアプローチしていくかはとても重要だと思います。
与えられる仕事ではなく自ら創り出す仕事は大きな差があります。
気付いた者同士が話し始めるとより大きな気付きを得られます。
残念ながら生涯気付かない人間はいらっしゃると思いますものの、社内においては色々な仕掛けで気付きやすい機会を提供していきたいと思います。