異業種交流会よりも異業種見学会

世によくある異業種交流会なる会合にはいつも疑問符を持って見ており、何か化学反応が起こる仕掛けが無ければ、ただ集まっても効果は期待できないと考えています。

勿論、積極的に動かれる方であれば、その場で人脈を作り、後々活用できることも可能でしょうけれども、ほとんどの方にとっては参加したことに満足して名刺のコレクターになってしまう気がします。

その点、異業種交流で現地現場で学ぶことは大変意義深いと感じている次第です。
自分達とは全く違う業界の生産ラインや業界の動向を知る機会は、自分たちの業界を立体的にみることにもつながり、多くの刺激を頂戴することが可能になると思います。

イノベーションは早々簡単には起こせませんけど、他業種で生まれたイノベーションを移植することは成功に近づけるパターンであると思います。
課題先進国ならぬ課題先進企業は多々あります。
他業界のライフサイクルマネジメントがどこに有るかによって自分たちの業界と比して課題の先進であれば学ぶことは多いと思います。

ただ、漫然と話を聞くだけでなく自分たちの問題として置き換えることが出来なければ、残念ながら異業種を見学をしてもやはり意味を成さないのでしょう。
どんなときもどのようなマインドセットで取り組んでいるかが大切で、過ごした経験や時間・場以上の影響が有ると思います。

常に自分の高い未来を思い、今の目の前に全力を尽くすことが出来るものこそが未来を変える力を手に入れると思います。
私自身も見失いがちになる今の目の前の課題としてとらえるべきことを如何に正確に把握し向き合い解決をしていくか、
その際に多くの修羅場を経験する事こそが将来の大きな成長に繋がると確信しています。

勿論将来も大切ですけど、今この瞬間を如何に魂燃やして生きるのか?忘れずに自分に問いかけ続けてまいる所存です。