表題は使い古されている言葉でもありますけど、最近改めて感じることがありましたので、今の自分の考えを記しておこうと思います。
チャンスは誰の前にでもゴロゴロしているものの掴むかどうかの覚悟の前に掴むことが出来る準備をしているかが重要だと思っています。
チャンスの神様の髪の毛は前髪しかなく通過したと思ってから手を伸ばしても後姿を拝むだけで、掴み取ることはできません。
「~があれば、●●出来るのに」「~になったら、いつか行動する」「急に言われても・・・、」「今までそんな立場になかったので、、、」などと言う言葉は私には言い訳にしか聞こえません。
本当に強い人間は周囲の環境に因らず実行をしていると思います。
周囲を言い訳にするようでは一流になれないとは先日のラーニングフォーラムのスポーツ選手の言葉からも理解しましたが、思考が止まっている人間の多さに驚いております。
自衛隊の時にも「思考を止めるな」とはよく幹部連中も口に出していました。
指揮命令系統は一本化されていなければいけないので、部下員である内には意見を求められることは大変少ない組織でも思考を止める危険性を指摘されていました。
いわんや民間組織で思考を止めたような人間が居られるのは相当なルーティンワークにしか従事しておらず、いづれコンピュータに取って代わられる予備軍であると危機感を持つべきだと思います。
いつ状況が変化するかわかりませんので、常に備えておかなければいけません。
休日に街を歩いている時、たまたま乗り合わせたELVのなかで起こる機会かもしれません。
事前に分かっている機会よりも偶発に近い縁の方が多いことでしょう。
その縁を手繰り寄せられる人間こそが『運が良い』と言える人なのかもしれません。
だからこそ日々の研鑚に価値が有って、頂点を極め続ける方の努力が容易ではなく素晴らしいものであると理解できるように思います。
それはチャンスにおいてのみでなく危機においても同様と言えるでしょう。
どんなに思考の準備をしていても、現実に起こることは想定外のことが多く更なる引き出しを求められるビジネス環境が生き残るためには必要な環境であるにも関わらず、その役職につくまでその立場に思いをはせることなく今のポジションの視点だけで考えているのでは、上司は決して役職を上げようとは前向きに思えないでしょう。
そのような人間が玉突き人事で上席になると、最も困るのは部下員です。
常に一歩上の目線で思考をし続けなければ、今のポジションに留まることを自ら希望しているようなものであり、当然の結果として待遇も向上することは無いでしょう。
どうぞ夢を持ち、高い志を忘れることなくご自身の人生を大いに楽しんで歩んでもらいたいと思います。
次の世代は常に諸先輩方をしっかりと見ています。
自分たちの後姿が誇れるものであるのか、意識しておきたいものです。
文武両道を常に磨いていきたいと私は思っています。
文武の文が先に来ていることも重要で、正しい知識を持ったうえで正しい思考を深め、志を高めることが何より重要です。
その後の武は肉体改造が目的ではありません。いつの時代においても喧嘩が強いことが最高では無いのです。なぜならそれはある一定の年を経ると下降しかしなくなるからです。
戦国時代でも単一の力比べにおいて相撲取りに勝てる武将はほとんど居なかったことでしょう。
その力への対抗力は剣術等があったからと言うだけではなく、長期的には何よりも人格によって納めた物だと信じています。
現在の「武」の力とはビジネス力であります。
正しい結果を出すことを強く意識して、日々の思考力を高め力強い実行を推進していきます。
今この瞬間で一歩前に出るのか、コンフォートゾーンに居続けるのか、それは個人の判断によるものでしかありませんけれども、明るい未来を築き続けられるのはいつの世も一歩前に出る人間でしかないと確信して、私はまた一歩前へ踏み出してまいります。