頭の体操と整理

今週も思考を深める時間と機会を多く頂戴出来ました。
やはり人・本・旅・呑・星に触れることが大きな刺激に繋がると感じます。
とは言え、人・旅は現時点では難しいのでやはり本に大きく影響を受けています。
ネットを通じての面会でも刺激はありますけれども、直接にお会いできていればそれ以上の刺激を貰えたように感じてしまいます。
こんな時期だからこそネット上でお会いする気になった方もいらっしゃるので、何事も良い機会と捉えていきたいと思います。

緊急事態宣言が多くの県で解除されました。
それでも一年前の世界と同じになることが無いことは多くの方が理解されていることと存じます。
時折、「昔の姿を取り戻すのはいつになるのか?」と言うような表現をお見受けしますけど、現実的にはただの一度も同じ環境を迎えることはありません。
今回の武漢ウイルス(COVID-19)の影響は不可逆的な一歩を踏み出したことは間違いないので、大きな変化が待っていることでしょう。
現状維持は人間が持っている保守的な本能の一部でしょうけど、変化に対応できなければ種の存続が成立しないことも歴史的事実です。
誰にも正解が分からないこの環境は自らの頭で考え行動して責任を取るという極めて当たり前の状態を多くの国民が理解してくれることと期待しています。

これ以降も第二波、第三波に備える必要を感じています。
この期間で考えている中では私共は医療・介護・福祉と言う社会インフラを愚直に支えることを使命として更に精進して行こうと言うことです。
Web会議が増え、様々なアプリケーションで初見の方との接点も出てまいりました。
この機を見て敏に行動して利益を出すという手法を積極的に取り入れるつもりはありません。
勿論、社会が変化していく中でそれらに対応することはありますけれども、やはり理念・使命を変更するようなことは取るべきでないと確信しています。
現時点で様々な困りごとを抱えている方が多くいらっしゃいます。
施設管理を通じて、それらに貢献していくことに努めることが責務であることから、短絡的な利益出しに舵を切らないよう引き締めてまいります。

日本における少子化と自然災害の激化はこの数年で多くの国民が知ることになったと思います。
今回のCOVID-19騒動の際に若者の就業機会を奪わないことや、自然災害によって感染拡大が進まないように知恵を絞ることは弊社にとってもとても大切なポイントです。
会社の継続のためには利益が必要です。
それでも利益を出せばよいものではありません。
中長期的に周囲を幸せにする力を提供する事こそが継続するべき組織創りに繋がると確信しまして、これからも社会システム変革への貢献を愚直に実施してまいります。
これだけの混乱期は本物と偽物を容易に見分ける機会であるとも感じます。
景気が良ければ差別化が難しい面があるのに対し、不景気時に収益力を持っている事の難しさからも、現在の状況は真贋の差が大きく結果に影響を与えます。

今まで議論だけで進められなかったことが、実行しやすい時期であるとも感じます。
この緊急事態時に深く考え切った人間こそが次なるステージで活躍出来ます。
それは中期的に成功を固定化することに繋がるかもしれません。
出来ない事を嘆くのではなく、今できる事に全力を尽くし続けることこそが成功につながるのはやはりこの世の真理であるのだろうと思う次第です。