貞観政要と韓非子

今週も貞観政要に学ぶ機会が有りました。
諫太子の説にて韓非子の話も出てきました。

性善説と性悪説が有りますが、これはどちらも兼ね備えているのが人間だと思って居ます。
陰陽説的に考えれば、双方を包含して考え続ける必要があると捉えています。
どちらをベースにすべきかと考えると私は性善説だと考えています。
また、性悪説もどちらかと言うと性弱説と捉えた方がより正確な認識になると思っています。
しかしながら、全てを法家で管理することが出来ない事は既に歴史が証明しています。
性善説でも難しいことも同様です。
結果として、その双方の要因を正しく知ることで、より良い制度が作れるのだと思っています。
しかも、宇宙生成の発展は止まることなく進み続けていますから、常に学び、原則を外れることなく変化に対応をしていく必要があります。

松下幸之助氏が遺された経営の根幹として『人間の把握』と『宇宙の哲理』の二つの言葉が常に頭を巡っています。
100億人に迫る人口の中、誰一人として同じ人間は居ません。
多種多様な人間を如何に知り、最大能力を引き出す為の創意工夫は組織の発展に欠かせません。
社員の成長はそのまま会社組織の成長にリンクします。

そして、138億年続くこの宇宙には様々なルールがあると捉えて、それに反する事はしないことが重要だと考えています。
『正直者が馬鹿を見る』と表現する方はいらっしゃいますが、私はそんなことは無いと確信しています。
短期的に経済として恵まれないことは有っても、長期的に見れば正直者が報われているのがこの世の中だと歴史が証明しています。
この証明は生きている時代に限らず、死して評価されることも沢山有ると思います。
長期的評価に耐えられる言動をしっかりと取ってまいります。

来週は、一年で最も落ち着かない株主総会の時期が始まります。
この一年で何が出来て何が出来ていないのか、自分だけの視点では無く株主や社会からの指摘を真摯に受け止めて自身の行動に反映させてまいります。
いつでも人生で最も若いのが今なので、常に全力を尽くし、次世代の為に邁進します。
立ち止まる余裕は有りません。
常に改善・改革を求め、より良い社会を創り出すために一度限りの人生の限られた時間を燃焼させていきます。
様々なストレスとしっかりと向き合いながら、自身の健康管理を整え、社会に貢献できるよう学び実践します。