自修自得と自調自考

今月も致知に学んでいます。
私が常々、社員にも語っているのは『自分の頭で考えること』の必要性です。
これは、出口治朗氏やちきりん氏も著書でも伝えていることもであります。
自分で考えているようで、与えられた情報を疑わずに自分の意見のように思いこんでしまうことも沢山あるように感じます。
昨今の学校教育は答えの有るものを教える機会が多いので、どうしても思考は記憶力を活用することに依存しているケースが増えているのだろうと思います。
世の中には情報が溢れているので、どうしても根源的な問題に意識を向けるよりも表面的な解決に向いてしまう面も有ると思います。
時間は流れて行きますので、しっかりと考えて行動しておかなければ、気付いた時には生の短さを嘆くことになってしまうのだろうと考えています。
課題は与えられるものでは無く『自ら問を発し自ら答えを求める』ことが、自修自得には必要です。
このような環境を提供していくことが、経営者の務めでも有ると考えています。

事業経営には、唯一の解は有りません。
さまざま解があるなかで、現時点で最適と思われる物、中長期的に良い効果をもたらすものを選択していくものです。
多くの人間が当事者意識を持つことができれば組織は強くなります。
その為には誰よりも私自身が熱心に活動することが一つの大切な行動でも有ります。

将来を見据え、世代交代も意識しながら、永遠ではないこの時間を大切に過ごしてまいります。