新宿・渋谷上空ルート

新年度を迎えつつも株主総会など昨年度の振返りも並行して実施しています。
毎年のことなれど、過去の振返りと未来のビジョン達成推進を双方実施していく事は、ある意味の繁忙期でも有ります。
ビジョン設定のための振返りは当然ですので、良い気付きも沢山有りますものの、事務処理量としてはデビデンスの提示含めしっかりと整える必要が有る事から、負荷が掛かります。
事務処理で掛かるストレスを発散するには食事や景色など外的要素を求めることが多くある中で、今回羽田空港へのタッチダウンの際に初めて新宿・渋谷の上空を通るルートを経験しました。
現実的には、寝ていることも多数あるので初めてとは異なるのかも知れませんが、目を覚ましていて窓側席で夜間ではなく景色を拝見できたのは初めてでした。
これは、渋谷周辺で青春時代を謳歌していたものとしては、非常に刺激的でした。
視点が変わる事で気付きは多く有ります。
現場で見ていたことと、経営的視点や第三者の視点では大きく異なる気付きを得ることが可能になります。

改めて俯瞰する事の価値を感じました。
居心地の良い場所や答えがハッキリしている所での成長には限界が有る事を経験から学んでいます。
如何に脳みその中でモヤモヤしているか、スッキリしない世界を生きるかで成長の度合いは大きく変わります。
そもそも答えのない世界を生きる我々においては、ハッキリしている事ばかりだと思う事が間違いだと思います。
如何に葛藤を抱え込める能力が有るかが成長には大きな差を生みます。
勿論、歴史が表明する正確な答えは沢山有りますので、その辺はしっかりと処理した上での話です。
変化が多い世界では、答えが即時出ることも限りません。
10年、20年、30年と結果を出すには時間を要することが多分に有ります。
自分が生きている間に評価されるとも限りません。

根源的・長期的に思考することが必要なのだと日々の気付きと共に感じる機会が増えております。
『人生は愉快に生きるように出来ている』これは徳を積んだ人間に与えられる称号だと考えています。

来週、私共のグループは150周年を迎えます。
私共の会社はこの四月に15周年を迎えております。
このような数字の重なりは記念すべきものと思いつつ、子会社としてグループを支えるに至っていない現状を恥じて、200周年には中核企業として評価されることを目指して、尽力してまいります。
自分が生きていない時期に評価されることを意識することで、より大きな手が打てることも感じました。

素晴らしい未来を構築するには、現役メンバーが如何に活き活きと生きているかが肝要です。
明るく様々な課題を解決してまいりましょう。