創業以来、技術をベースに事業を展開していました。
改めて整理してみると、グライダーのようになっていて、当時の技術力を上回る展開に至れていない部分が多分にあることを感じました。
業務範囲を広げることは出来ていますが、一つ一つの現場において突き詰めていく能力や革新的な技術開発が以前に比べると弱まってきているかも知れません。
改めて創業の原点である技術力強化に取り組んでまいります。
メンバーには恵まれていますので、リソースをどのように活用するかが分かれ道です。
医療業界はこれから益々経営が厳しくなることが予想されます。
社会保障制度が人口増を前提としたものを変更できないまま、急激な人口減を迎えています。
更には超高齢化社会を加速させていく中での、舵取りは容易ではありません。
社会保障は国体を維持する上では必要不可欠なので、これから価値観が大きく変容していくと共に制度変更も不可避でしょう。
そんな中で、まだまだ検討の余地があるのが、医療施設の維持管理だと考えています。
バブルの時のように、建替えれば良いという価値観から、社会インフラを長く使う事の有用性を多くの現場で感じて頂けているものと思います。
これは長らくフローからストックへと建築業界では言われていましたものの、人口減少を経て多くの方も検討いただけるようになっているものと感じています。
水道や下水道の老朽化で顕わになってきた中で、現実的に生き残る道を多くの方が気付き始めているようにも思います。
地方から医療が奪われると衰退は加速度的になってしまいます。
日本再生の鍵は地方にあると確信していますので、その種を持つ地方を如何に継続させていくかに人生をかけて取り組んでまいります。
医療施設を守り、力強い地方を継続させてまいります。
その為にも技術力の一層の強化を図ってまいります。
新たな仲間創りも含め、今までの経験値をフルに活用してまいります。
人間力は全ての根幹ではありますが、人間力だけでは社会貢献は限定的になります。
組織として身に付けた人間力を活用するためにも技術力を高め、他では到達できないレベルまで早期に達成して、より質の高い社会貢献を実施します。
世界の方々に『日本が有って良かった』と言われ、次世代の方が『日本に生まれて良かった』と実感してもらえる社会構築まで全力を尽くします。