コンフォートゾーンに留まらない

武漢ウイルス(COVID-19)が世界を席巻し始めた年初時点の予測よりも長期化しているというのが多くの方の意見かと思います。
経済的ダメージもどのような評論家でも昨年時点では予想が出来ないほどに大きいものとなっています。

そんな中、我々は恵まれた場所で業務をしていたと言えます。
都会ではなく地方に展開していると共に必要不可欠なヘルスケア施設と言う社会インフラを支える業務をしていることで、接客サービス業・飲食業等に比べれば安定していると感じます。
当然に全く影響が無いことはありませんけど、多くの事業体と比しますと恵まれていて、今までできなかった内部統制などに労力をかけることも出来たなど、ある意味でにプラス面も感じています。
思考も大いに深めることが出来ましたし、今現在も活動の制限を掛けていることで本やWebセミナーなどからも学びを継続しています。
そんな中、自分自身がコンフォートゾーンに留まっているのではないか?との不安も覚えてきました。
どんな時でもどんな場所でも安定を約束された場所はありません。
その様な安定を感じたとすれば勘違いであって、一寸先は常に闇であるのが現実社会です。
それでも多くの方にとっては昨日の延長で今日があり、明日もそれが継続されていくと思い込んでしまっています。
私は、東日本大震災の経験からいつどこで不連続な時代がやってくるかを理解しているつもりでした。

6月は多くの会社で役員改選が行われます。
私も月末に株主総会を控えており、年に一度最も緊張するその時間を迎えようとしています。
株主総会で決まることもいくつかはありますものの、多くはそれ以前に人事含め準備がなされています。
7月から新たなステージを迎える方を数名知る中で、私が狙っている挑戦が果たしてコンフォートゾーンから抜け出すに至っているのか、大いに疑問を感じております。
株主総会まで時間が少々ありますので、それまでに自分自身がコンフォートゾーンから脱却して新たな挑戦に向けた準備を整えてまいります。

本年度の『安全と標準化の凡事徹底』は私にとって不得手分野でもあり、大いなる挑戦事項でもありますけど、その先に向けた行動も早め早めに取り組んでまいります。
社内やグループ内に留まっていては決して納得行く成果は得られません。
後継者の育成を図ると共に自分自身が常に挑戦であるべきと言う当たり前の環境に早く飛び込みたいと思います。

COVID-19は言い訳事項ではなく、きっかけ項目です。
ないないづくしは知恵を絞る良い機会ですので、正解ではなく納得解を探し続けると共に次世代に向けた活動に積極的に関わってまいるしょぞです。