大局観思考法

最近は、何事も根源的・長期的に物事を考えようとしています。
結果として、多様性を受け容れることにも繋がり、大局観をもって物事を捉えることが出来ると期待しています。
また、毎朝の英語時間が無くなったので、その分、youtubeで様々な講義を拝聴しています。
特に出口治朗氏に学ぶことが多く、物事の本質を事実と数字を基に自分の頭で考える価値を知ることが出来ています。

今週はオリンピック委員会での森氏の話題がメディアを賑わせておりましたが、結局、辞任交代と言う結果に至っています。
私は議論が本質的では無く表面的な話で終始しているように感じると共に、多くの方のCOVID-19によるストレスが根深いものであるように感じています。
森氏の発言は容認されるものでは無いものの五輪に関する組織委員長が誰であるかは多くの国民にとってはあまり縁も無ければ関係もない話だと思います。
男性・女性の差別心について様々触れていましたけど、年配の方への敬意が失われている事への議論は為されていませんでした。
何より現代社会はLGBTQを包含しているので、男女間のみで話を強調することはますます性的マイノリティーへの配慮が足りていないように感じました。
現在は、性別でみるのではなく個性で判断していく事が必要であるように思います。
仕事でも男女差別なく個人で評価していくと今まで見えてこなかった部分が見えてきたようにも感じています。
それは、如何に男性が緩い社会で認められていて、女性がどのような努力をしても評価がされづらい世の中であったかを感じています。
サピエンス全史などでも不可解なれど、常に男性優位社会であったことが記されています。
この点も大きく転換されていくべきだろうと考えています。

我々はつまるところは現時点で地球に住まう動物です。
言語を活用することで他の動物よりも優位な点も多分に持っていますが、知識等に縛られて思考を止めて慣例に従っている箇所も沢山あります。
もっとシンプルに捉える習慣も持っておかなければ、言葉や知識の波に飲み込まれてしまいそうです。
良く問われている技術ですけど、『何故』を三回追及するだけでも真実に近づきます。
他者に説明するには自分自身が納得して理解しておかなければなりません。
毛沢東が取った手法よろしく言語を教えたら、教わった人間が教師になって伝える側に回ると理解度が深まり、知識の拡散も早まります。

我々のビジネスは、医療関連スタッフと建設・土木関連スタッフを繫ぐ通訳者の一面も有ります。
通訳をするにはただ文字通り伝えるのではなく、双方の背景を理解して意図を汲んで伝えることが求められます。
プロフェッショナルを多く育てるための機関として、これからも本質論で議論できる仲間を増やしていきたいと思います。
その為には時間も機会も経験も様々必要なのだと痛感しながら、医療関連費の抑制に拠って社会保障費の減少、国民生活が豊かとなる社会貢献につながる活動と確信して、精進してまいります。